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シリアへの軍事介入が視野に、市場関係者はどうみる?

by • August 27, 2013 • Latest NewsComments (0)473

Syria Factor : How Will The Market React?

ケリー米国務長官が26日に「シリアは化学兵器を使用した」と断言し、ヘーゲル米国防長官が27日に訪問中のブルネイで軍事介入に向け「われわれの準備は整っている」と発言しました。

合衆国最高司令官であるオバマ米大統領は27日に、キャメロン英首相と2度目の電話会談を行いました。ロイターによると、シリアが化学兵器を使用した21日から、大統領と側近・幹部は88回におよび各国の指導者と電話のやりとりを行ったといいます。NBCでは29日あるいは30日にも軍事行動に入るとも伝えており、介入への時期が刻々と迫る状況です。シリア攻撃が核保有国イランへの包囲網の一環とも捉えられる側面もあり、マーケットは3日続落中ですね。

シリア攻撃への布石が打たれ、こんな画像が登場してます。
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あくまで参考として過去を振り返ってみると。

・湾岸戦争→1990年、戦争開始前の7月半ばの369.78p高値から10月前半の294.51pまで最大26%下落。

・イラク戦争→2002年1月に一般教書演説でブッシュ大統領が「悪の枢軸」発言を行う以前に1176.97pの高値を示現、2002年10月に768.63pまで落ち込み最大35%下落。03年3月20日の戦争開始後をみると、同年22日の安値は788.90p。

金融政策、景気の面で状況が異なるとはいえ、いずれも弱気相場入りしております。

翻って、市場参加者の見方はと申しますと。

パイパー・ジャフレイのテクニカル・マーケット・アナリスト、クレイグ・ジョンソン氏
「長期にわたる安定的なブル相場は、調整を迎えつつある。ただし調整の域を出ず金融、産業、消費循環に上昇余地があると予想する」
→2013年末のS&P500予想は1850p

ドイツ銀行の主席株式ストラテジスト、デビッド・ビアンコ氏
「下落局面というのはタダでは済まない。現在では、5%の下げ局面に差し掛かっているといえよう。シリアはもはや、棚上げできない問題と化している。企業の設備投資が停滞すれば非金融セクターの業績を押し下げ、下半期に最大10%の下落リスクがくすぶる」
→2013年末のS&P500予想は1675p

比較的、楽観的ですね。

シリア緊張化で原油価格が2012年2月依頼の109ドル乗せで引けるなか、ガソリン価格の上昇も懸念材料。ガソリン価格は年初来で前年比22セント安、移動平均では8セント安となり消費支出のドライバーとなっていました。ドイツ銀行のエコノミストであるカール・リカドンナ氏によると、80億ドル相当の節約につながったといいます。

量的緩和(QE)縮小を意識しマーケットがボラタイルななか米債務上限の到達も視野に入り、シリア介入は世論調査で支持が低い状況。2014年の中間選挙を意識し、オバマ政権はひとまず短期決戦を目指すのでは?市場関係者は希望的観測を胸に、そう見込んでいるようにみえます。

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