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フェイスブック(FB)は11日に1.7%安の49.38ドルで引け、対するツイッター(TWTR)は0.7%高の52.34ドルで終了しました。黒字企業であるフェイスブックが、IPOの後輩で赤字企業ツイッターの後塵を拝する展開が続いています。
それも、明日から潮目が変わるのでしょうか。
11日引け後、フェイスブックは半導体機器メーカーのテラダインに代わりS&P500の構成銘柄組み入れが決定しました。12月20日に実施されます。同社は11日時点の時価総額は1212億ドル(1245億円)で、構成銘柄500のうち堂々30位。ソーシャルネットワークの雄として申し分ない位置におります。
フェイスブックはツイッターにお株を奪われながら、ポジティブなニュースが続いてたんですよね。友達の投稿に対し「いいね(Like)」だけでなく、落ち込んだ友人を励ますための「そうだね(sympathize)」ボタンを開発中と話題になったばかり。売上の85%を担う広告面では、広告代理店大手インターパブリックが2013年のソーシャルネットワーク部門の広告売上高の予想を前年比58%の91億ドル(9350億円)と予想していました。そのうち携帯部門が29億ドル(2980億円)と300%の急伸を遂げたというのですから、広告部門の売上のうち携帯端末が49%なだけあってフェイスブックへの業績期待が否が応でも高まります。
歩きながらスマホのチェックするほど、利用頻度高し。
(出所 : zimbio)
またインターパブリックは、2014年広告売上高見通しを13年推計値3.2%増から6.5%増へ拡大させていました。アメリカにいたっては13年の1.5%増から5.5%増へ加速する見通しです。
ただしライバルのツイッターも、閲覧履歴および特定の番組視聴者にピンポイントで広告を放つ機能を追加するなど、充実を図ります。2014年2月2日開催のスーパーボウルという広告界の頂上戦で、どちらが売上を伸ばすのか。デッドヒートは過熱する一方です。
(カバー写真 : designntrend)
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