Buying An Electric Car With Electric Money, Not Futuristic Anymore.
テスラ・モーターズ、時代を切り拓くパワーに周囲もインスパイアされています。
ワイヤードによると、何とビットコインでテスラの「モデル S」が購入されたんです!
とはいえ、テスラは現時点でビットコインでの支払いを受け付けていません。カリフォルニア州にあるランボルギーニ販売会社ニューポート・ビーチ支店の英断です。中古車でも新車同様で、11万ドル(1130万円)は下らなかったとか。電子マネーで電気自動車を入手するなんて考えた方もオツですが、受け入れた側も粋ですね。
でも値段がグッと身近になれば、未来の車を未来の支払いシステムを通じてお買い上げする障害がひとつ減ることも確か。
いよいよテスラは、お求め安い価格のセダン「モデル E」を発進させます!気になるお披露目の舞台は、2015年の北米自動車国際ショー。毎年1月に開催されるガソリン車の総本山デトロイトでの祭典ですから、申し分ありません。販売開始は、2016年になる見通し。お値段は4万ドル(410万円)ですから、「モデル S」よりは格段にお求めやすくなります。
「モデル E」の前には、待望のスポーツ多目的車「モデル X」がデビューする予定。価格は「モデル S」並みといいます。
ガルウィング版SUV、大胆なフォルムに釘付け。
(出所 : Bloomberg)
2014年に納車台数を13年の2万1000台から倍増させる計画につき、カギを握るのは「モデル X」なだけに、テスラにとって来年こそ勝負の年となること間違いなしです。ドイツ政府自動車局(KBA)が「モデル S」の出火問題の調査を終了させ、米運輸省道路交通安全局(NHTSA)も追加措置を求めない公算となり、リコール実施のリスクがほぼ消滅しましたしね。
「モデル E」が発売される頃には、ビットコインのような仮想通貨で支払いも夢ではないかもしれません。
JPモルガン・チェースがビットコインのライバルとなる「インターネット支払い簡易口座(Internet Payment Anyone Account, IPA)」という仮想通貨向け電子決済システムを開発中、との報道もありました。同システムなら、面倒な書類に記入する必要もなく、電子メール並みに決済・送金が可能となるんだとか。JPモルガンの関係者は否定していましたが、人類初の商業宇宙旅行を実現するヴァージン・ギャラクティックが25万ドル(2575万円)チケット料金をビットコインで受け取った例もあり、火のないところに煙は出ないと判断してもよろしいかと。
(カバー写真 : Valuewalk)
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