White Thanksgiving Day Would Not Be Merrier As Christmas.
いよいよ今週に迫ったサンクスギビング・デー、家族一同で七面鳥ディナーをつっつく日は民族大移動よろしくアメリカ市民が実家へ急ぎます。ホリデー商戦の熱い火蓋が切って落とされる日でもあり、全米が気になって仕方がないのは買い物リストの中身やディナーのメニューよりもまず、天候でしょう。アメリカ自動車協会(AAA)によると今年は全米で4630万人、移動する人の数は2007年以来で最大規模に達する見通しで、そのうち89%が自動車を利用するとあっては余計です。
淡い期待に反し・・・今年も去年と同じく冬の嵐「ノーイースター(Nor’easter)」が直撃する可能性が出て参りました。ニューヨークを中心に北東部は積雪、降雨、突風に見舞われ交通網が乱れること必至!足止めを食らったお買い物客続出となれば、ただでさえ不振の小売り業界にさらなるダメージが及びかねません。
NY市、サンクスギビングデー直前の水曜に積雪の予報。
(出所:Accuweather)
サンクスギビング・デー直前である水曜の気温は摂氏で最高5.6度、最低は1.1度。肝心のサンクスギビング・デーは最低気温がマイナス1.7度まで下がり強風が吹きつけるとあって、お買い物の列に並ぶには堅固な意志をもった完全防備が必要でしょう。
北東部での積雪量、最大で12インチ(30.5cm)の地域も。
(出所:Accuweather)
ニューヨーク市の積雪量は1−6インチ、2.54—15.2cmといいますからレンジ上限だと穏やかではありません。おかげで除雪作業を担当するニューヨーク市衛生局は、26日に積雪警報を出しています。NY市だけではありません。アメリカ国立気象局は、ニュージャージー州をはじめペンシルベニア州、マサチューセッツ州、コネチカット州、NY州ハドソン・リバー・バレー、アルバニ—、グレンホールズなどに積雪注意報を発令しました。
サンクスギビング・デーといえば、毎年恒例メイシーズ主催のパレード。前日に嵐が直撃する場合・・・はい、強風で神輿を掲げられないリスクが点灯するんですよね。お気に入りのキャラクターが空を舞う姿を目に焼き付けたかったお子さん方に、厳しい現実が待ち受けています。
(カバー写真:NBC New York)
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