Super Bowl Index Signals Stock Market Decline For 2015.
スーパーボウル、第4クォーターの終了直前まで勝利の女神がどちらに微笑むか分からない大接戦でございました。手に汗握る好ゲームを制したのは、ニューイングランド・ペイトリオッツ。NFL界のニューヨーク・ヤンキースあるいは巨人といった存在感を放つ、あの名門です。クォーターバックはご存じ、奥様がジゼル・ブンチェンのトム・ブレイディ選手とあって女性ファンも多いのではないでしょうか。スーパーボウル直前に”デフレートゲート”が浮上したものの、疑惑を跳ねのけ王座をつかみ取りました。
今年のハーフ・タイム・ショー、ミッシー・エリオットのサプライズ登場に全米が釘付け!
(出所:Okayplayer)
筆者が友人に招かれ出掛けたスーパーボウル・パーティー、ニューヨーカーがアンチ・ボストンという事情からシーホークス・ファンが圧倒的に多かった。すわ逆転勝利かと胸を高鳴らせながら前傾姿勢でスクリーンを見守っていたら、まさかのパスがインターセプトされるボー然な幕引きとあって、あちこちから絶望的な叫びが飛び交ったものです。俳優クリス・プラットも、さぞかし悲嘆にくれたことでしょう。
落胆した米株市場関係者も、少なくなかったはず。スーパーボウルの覇者となったニューイングランド・ペイトリオッツは、アメリカン・フットボール・カンファレンス(AFC)に属するチームですから。
なぜAFC所属のチームだと、市場関係者が失望するのか。長年親しまれているアノマリーのひとつに、AFCが優勝した年は米株相場が下落するというものが存在するんですよ。逆にナショナル・フットボール・カンファレンス(NFC)がチャンピオンであれば、上昇のサインが点灯するというわけ。例えば2014年はシアトル・シーホークスが制覇し、S&P500をはじめ米株3指数そろって陽線引けしましたよね。
的中率は8割と非常に高い勝率を誇り、特に1967年から1997年の間は31戦28勝と勝率は9割と驚異的でした。リーマン・ショック後の2008年以降をみると、AFCの優勝は3回、NFCは5回。そのうち、外れは2008年(NY・ジャイアンツ)、2009年(ピッツバーグ・スティーラーズ)、2013年(ボルティモア・レイブンズ)で成績は7戦4勝3敗となっています。信頼性は、やや低下気味なんですね。ただ2013年の場合は、AFC枠のボルティモア・レイブンズの前身がNFCだったというオチもあって、ビミョーではあります。
今年は、スーパーボウル・アノマリーの巻き返しとなるでしょうか。また1月の月足、スーパーボウル・インデックスときて2つのアノマリーが下落というカードを引くなか、冬の風物詩スポーツ・イラストレーティッド誌・水着特集号は、どんなサインを点灯させるかどうかにも、注目です。
(カバー写真:Free all pictures)
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