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米新規失業保険申請件数、米2月雇用統計にグッドニュース

by • February 19, 2015 • Finance, Latest NewsComments Off1614

Jobless Claims Indicate Another Strong Jobs Report In February.

米新規失業保険申請件数は、2月14日週に28.3万件となり市場予想の29万件を下回った。3週ぶりに30万件の大台に乗せた前週の30.4万件から減少している。4週平均は28万3250件と、前週の28万9750件から改善。2014年7月12日週以来の高水準だった1月17日週の30万7000件から4週連続をたどっただけでなく、米2月雇用統計のサンプル週は2014年11月初め以来の低水準を示現した。

米労働省は今回の結果について特殊要因を挙げていないものの、テネシー州が寒波と積雪を受け政府機関を閉鎖したため推計値だと説明した。

米新規失業保険申請件数、4週平均は上振れ一服。
initial claims
(出所:DOL)

2月7日週までの継続受給者数は242.5万人となり、前週の236.7万人(修正値)から増加。継続受給者の比率は、6週連続で1.8%だった。州別での新規失業保険申請動向をみると、増加が目立った州はニューヨーク州で4205人増、次いでテキサス州が2437人増、前週に1位だったカリフォルニア州は2333人増、ペンシルベニア州は前週に続き増加が目立ち1998人増だった。前週に最も減少が目立ったニュージャージー州も、1536人増となる。一方で減少が目立った州は、ジョージア州で1672人減、テネシー州で491人減だった。

BNPパリバのデレク・リンゼー米エコノミストは、結果を受けて「労働市場の改善基調は持続的」とのコメントを寄せた。

——米新規失業保険申請件数は、米2月雇用統計に明るいニュースを運んできました。米1月人員削減予定数が約2年ぶりの高水準だったにも関わらず、4週平均は2014年11月以来の低水準で継続受給者数も4週平均では数ヵ月ぶりの改善を遂げており、失業率の低下に期待が掛かります。原油安、再編などを背景にエネルギー関連その他でリストラが発表されていたものの、衝撃は今のところ米新規失業保険申請件数に届いてないようです。

(カバー写真:Under 30 CEO)

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