TCS New York City Marathon Drawing Results Are In.
3月3日といえば日本ではひな祭りの日でしたね。アメリカ人のほか世界中に散らばるランナーにとって、今年は別の意味を持ち合わせていました。
オランダ金融機関のINGが主要スポンサーのバトンをインドのソフトウェア最大手タタ・コンサルタンシーへ渡してから、2年目にあたるニューヨーク・シティ・マラソン。今年は、11月1日に運命の火蓋が切って落とされます。
開催まで242日を数えるなか、主催者のニューヨーク・ロード・ランナーズ(NYRR)は3日に抽選結果を発表しました。全体の出場者は約5万人ながら、抽選での出場枠はそのうち1万4326人のみ。こちらによると今年の応募者は8万80人にのぼったとあって、当選確率はたった18%の狭き門だったんです。ちなみに残りの約3450人は、マラソン・タイムで出場資格を獲得したランナー、その他枠となります。
これでも2014年の9170人と比較すると、格段に増えていました。思い起こせば、2012年のNYCマラソンはハリケーン”サンディ”の被害に堪えきれず中止に追い込まれましたよね。当時涙をのんだランナーは参加料払い戻しを選択するか、あるいは2013−15年のNYCフルマラソン、NYCハーフ・マラソンいずれかの出場権を与えられました。限られた当選枠は2015年になってようやく余裕が出て来たために、抽選枠が増えるにいたったのです。
今年は、大ヒットドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」、映画「ハンガー・ゲーム」でお馴染みのナタリー・ドーマーが参加。
(出所:NYRR)
割り当てられた、わずかな抽選出場枠・・・まさかワタクシ、当選するとは夢にも思いませんでした。たまたま自分の口座にネットでアクセスしたら、NYRRメンバーではない米国居住者向け参加料255ドル(約3万470円)がキレイさっぱり引き落とされていたので愕然としたものです。2013年にNYCハーフ・マラソンを体験したもののフルマラソンは初めなので、当選したと分かったときは喜びでというより恐怖で身体が震えました・・。こうしていざ走る段階になると、ブッシュ前大統領や歌手アラニス・モリセットをはじめとする有名人のタイムがいかに驚異的だったか身にしみますねぇ。
ちなみに参加料は手数料の11ドル(約1310円)のほか、抽選で選ばれた出場者はNYRRメンバーの場合216ドル(約2万5810円)、NYRRメンバー外の米国居住者は先ほど示したように255ドル、海外居住者は347ドル(約4万1470円)。抽選は、1)NY市居住者、2)NY市以外の米国居住者、3)海外居住者——の3つの枠から実施されます。
筆者は、1)のNY市居住者枠から見事当選を果たしたというわけです。今年のNYCマラソンに参加する方々、どうぞ宜しくお願いいたします!
(カバー写真:Brian Metzler/Competitor)
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