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DJもクリエイターも、新型MacBookにガッカリ

by • March 12, 2015 • Latest News, NY TipsComments Off4667

New Macbook Failed To Impress Content Creators And DJs.

アップルが9日に開催したイベントでは、”アップル・ウォッチ”ばかりが話題になってしまいました。発表に合わせ女性ファッション誌の最高峰ヴォーグに12ページのぶち抜き広告を掲載していたので、アップルとしては本望だったかと。4月24日の発売開始に備え、すでにナイキ・フュールバンドやジョウボーンなど競合のウェラブル端末を店舗から一掃しており、気合いが違います。

では、4月10日から発売される新型MacBookはどうなのでしょうか?当サイトでもサラッとお伝えした程度でしたから、今回は詳細をお伝えしましょう。

すでに各メディアで報じられている通り、12インチで厚さはわずか13.1ミリ。11インチの従来機から24%も薄くさせています。重さも、わずか920gと1kgを切りました。アップル史上最薄・最軽量を遂げており、同社の自信作と言えるでしょう。カラーも従来のシルバーに加え、iPhoneと同じくゴールドとスペース・グレイをプラス。さらに、トライパッドに”フォース・タッチ”テクノロジーを追加し、押した時の圧力、長短で様々な操作を呼び起こす機能を組み込んでいます。インテルの新世代CPU”Broadwell”を搭載しており、もう少し話題になっても良かったのではないでしょうか。

カラーバリエーションが増え、iPhoneとマッチングさせるユーザーも?
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(出所:Apple)

そこには、スポットライトを浴びなかっただけの理由があったのです。ズバリ、DJやクリエイターは新型MacBookに失望気味。以下の理由が挙げられています。

▽単一ポート
最薄にこだわったがために、ヘッドフォン用を除きUSB Cポートの1つしかございません。iPhoneの充電はおろか、ビデオ出力広告、データ転送など同時にできないことを意味します。DJにしてみれば、サウンドカードやコントローラーに接続するには79ドル(日本では9500円)のアダプタを購入しなければならず。ミニマリズムを追求したのは良かったものの、いざ業務で使用するとなるとアメリカ人の言うスパゲティ化、つまりタコ足配線のごとき所帯染みたスタイルを余儀なくされるというワケ。サンダーボルト用のポートすら、ございません。

▽ストレージ
デフォルトで容量は256GBで、アップグレードしても512GB程度に。画像、動画、音楽ライブラリを大量に保有するクリエイターには、とてもじゃありませんが追いつきません。

▽光るアップル・ロゴを排除
MacBookのトレードマークといえば、光るアップル・ロゴ。映画やドラマ、スターバックスなどでお馴染みのあのロゴは、もう輝きを発することはありません。単一ポートと同じく、最薄化の犠牲に散っていきました。

最後のアップル・ロゴはともかく、単一ポートとストレージはクリエイターやDJにとって死活問題。こちらのサイトでも、「今回は購入を見送るべき」とはっきり推奨されていました。知り合いの広告クリエイターも、「次を待たなきゃ」とボヤいてましたっけ。恐らく8月頃にバージョン・アップしたMacBookがリリースされるでしょうから、今回失望しても心配ご無用です。

(カバー写真:Apple)

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