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アメリカで、結婚に一番向いているタイプは?

by • March 15, 2015 • Latest News, NY TipsComments Off4905

Who Is The One For A Successful Marriage?

アメリカ人の結婚事情、こちらでは全米で複数の結婚歴をもつ割合が高い州を取り上げました。でも一番気になるのは、どんなタイプが2回以上結婚してきたか、ですよね。米国勢局の調査をもとに、性別・人種・年齢別動向を調べてみました。

男性版:人種・年齢別の動向はこちら。

census-female

女性版:人種・年齢別の動向はこちら。

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(出所:Census

ご覧の通り、男女総合の1位は55−64歳のヒスパニック系を除く白人女性。9.1%と、ぶっちぎりで首位の座を獲得しています。次いで55−64歳のヒスパニック系を除く白人男性が8.9%、白人男性の55−64歳と白人女性の55−64歳が8.7%が3位に並びました。何度も結婚する傾向が高い人種は、白人という事実が浮かび上がっています。セレブの結婚歴をみても、白人勢は華やかそのもの。1950〜60年代に活躍した女優ザ・ザ・ガボールの9回を筆頭に、8回でエリザベス・テイラー、ミッキー・ルーニー、ラリー・キングが追います。マーティン・スコセッシ監督は、5回も経験済み。伝説の歌手フランク・シナトラも、4回結婚していました。最近では、アンジェリーナ・ジョリーの元夫であるビリー・ボブ・ソーントンが5回で存在感を放ちます。

反対に最も低い人種は、断然アジア系。アジア系男性の35−44歳が0.3%と最低で、次いでアジア系女性の35−44歳が0.5%だったほか、最も複数に及ぶ結婚歴をもつ割合が高い55−64歳でもアジア系は男女そろって1.9%と圧倒的な低水準を示しています。

全米における15歳以上の結婚歴動向をひも解くと、1回の割合は52.3%でした。2回は14.8%、3回は4.1%となります。数回にわたる結婚歴を有するのはアメリカ人が優勢で、結婚歴2回のアメリカ人が14.2%に対し外国人は9.5%、3回はアメリカ人が4.0%に対し外国人は1.3%に過ぎません。

逆に一度も結婚したことがない割合も30.7%で、3人に1人が独身を貫いているという事実も明るみになりました。アメリカでも、おひとり様が静かに浸透しつつあるようです。特に独身率が高い人種はミックスで47.0%に達していました。2位は黒人が46.6%、その他が42.2%、ネイティブ・アメリカンおよびアラスカ先住民が40.4%と続きます。複数回結婚した割合が最も低いアジア系はというと、29.8%と下から3番目でした。最低だった人種は、やはりヒスパニック系を除く白人で25.5%。少なくともアメリカの例でいうなら、恋愛体質で結婚願望が強いと考えられるのは白人のようです。

総合的にみると、複数回結婚していない=離婚率が低く、かつ所得もあって結婚への意欲が高いせいか独身の割合が低い人種はアジア系でした。最近、アジア系男性が全米で人気急騰中なのは、こうした理由が潜むからかもしれません。

(カバー写真:Sean Molin/Flickr)

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