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MBA住宅ローン申請件数指数、書き入れ時を控え2週連続で上昇

by • April 1, 2015 • Finance, Latest NewsComments Off1456

Mortgage Applications Rise 2 Weeks In A Row, Good Start For Spring Season.

全米抵当貸付銀行協会 (MBA)住宅ローン申請件数指数は3月27日週に前週比4.6%上昇し457.0となった。2週連続で上昇している。1月16日週まで3週連続で2桁の上昇幅を遂げた後に突入した低下トレンドを止め、 約2ヵ月ぶりの高水準を示した。借換が3.9%上昇の2008.0となったほか、新規も5.7%上昇し188.9とそれぞれ2週連続でプラスに。新規の前年比は4週連続で上昇をたどり、前週の2.7%から7.6%と直近で最高となった。

米連邦住宅局(FHA)を通じた住宅ローン申請件数指数は、前週比0.2%上昇した。2週連続でプラスを示す。新規が4.5%の上昇を遂げ、ヘッドラインに寄与。一方で借換は4.1%の低下となり、前週からマイナスに転じた。

30年固定金利型の住宅ローン金利(平均)は3.89%と、 前週の3.90%から低下。2013年5月以来の低水準を示した1月30日週の 3.79%からは8週連続で上振れしている。15年固定金利型(平均)は3.21%と、 前週の3.22%を下回った。それぞれ、直近で最低を示す。FHAのローン金利のみ3.73%となり、前週の3.71%を超えている。

金利低下で、需要を喚起。
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(出所:Zillow)

申請全体に占める借換の割合は60.0%と、前週の60.5%から低下。2014年10月以来の水準へ落ち込んだ3月13日週の58.9%を上回りつつ、2013年5 月以来の高水準となった1月16日週の73.9%割れを維持した。

——住宅ローン申請件数動向は、年内利上げが警戒されるなかで駆け込み需要が反映し急伸した可能性があります。書き入れ時を控え、米2月新築住宅販売件数の力強い結果と整合的ですね。米3月消費者信頼感指数の購買見通しでは住宅需要への後退を確認し、住宅価格の上昇が新規購入者の買い意欲を削ぐリスクが警戒されていますが、杞憂に終わるのでしょうか。

(カバー写真:Scott Mlyn/CNBC)

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