Netflix Follows After Apple, Splitting Its Stock 7 For 1.
ネットフリックス、以前から取り沙汰されていた株式分割を23日引け後に発表しました。
1対7の株式分割は、1株当たりの配当として6株を株主に与える形式を採ります。2004年2月に1対2で実施して以来、2回目。対象は、7月2日まで同社株を保有する株主で7月14日に実施予定。15日の取引から、株式分割後の株価が反映される見通しです。
好決算や中国への進出期待に煽られ年初来から99.5％、過去1年間では182％に及ぶ急騰したネットフリックス。最近では、マリオット・ホテルとの提携も実現させましたよね。おかげで株価は上場来の更新をたどり、庶民にとっては高値の花と化してしまった。そこへ株主総会が授権株式数の引き上げを承認したとのニュースが9日に飛び込み、いよいよ株式分割・・との希望も株価を一段を押し上げたに違いありません。
23日の引け値681.73ドル（0.93％高）から、時間外取引に発表を受け3％超も上昇し初の700ドル突破。
（出所：Stockcharts）
今回の株式分割はテクノロジー界に君臨するアップルにならいました。株価を引き下げで、幅広く投資家を呼び込むこと必至。振り返ればアップルも株式分割に踏み切った2014年6月以降、約30％も上昇しています。ダウ平均の構成銘柄入りも、視野に入ってきました。ネットフリックス会員がサービスを満喫するように、株主も上昇を謳歌する期待が膨らみます。
【追記】
大幅高から一転、24日に株価は0.4％安で引け。物言う投資家のカール・アイカーン氏が持ち株全て売却したと明かしたためです。株式分割発表の翌日、脂の乗ったタイミングで売りに出すとは勝負師ですね。
（カバー写真：Slate）
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