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米6月LMCI、2ヵ月連続で小幅上昇

by • July 6, 2015 • Finance, Latest NewsComments Off1525

Federal Reserve’s LMCI Rises 2-Month In A Row.

米連邦準備制度理事会 (FRB)が発表した米6月労働市場情勢指数(LMCI)は、0.8ポイント上昇した。5月の0.9ポイントの上昇(1.3ポイントの上昇から下方修正)と合わせ、2ヵ月連続で上昇。米6月雇用統計と、ほぼ整合的な内容と言える。4月分は1.9ポイントの低下から1.2ポイントの低下へ修正された半面、3月分は1.0ポイントの低下から1.3ポイントの低下と下げ幅を広げた。なお3〜4月における2ヵ月連続での低下は、2012年5〜6月以来初めてだった。

バークレイズのジェシー・ヒューウィッツ米エコノミストは、 結果を受け「景気回復サイクルでの上昇幅は5月時点の322ポイントから321ポイントへ低下した」と指摘。ただ小幅だったため、景気後退からの下げ幅を完全に打ち消すには「約10ヵ月を要する」と試算し、5月から変更していない。年内の雇用統計・非農業部門就労者数(NFP)の伸び予想も「20.0万人〜22.5万人増」で維持しており、9月利上げ開始で見通しに変更はないようだ。

——米6月雇用統計・NFPに合わせ順当に上向いたものの、引き続き2014年10−12月期の平均値6.8、および2014年平均値5.4にも大きく水を開けられています。労働生産性や潜在成長率の低下が懸念されるなか、米6月ISM非製造業景況指数に続き雇用の伸びが鈍化する可能性を示唆しました。

(カバー写真:Grand Canyon National Park/Flickr)

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