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MBA住宅ローン申請件数指数は6週連続で上昇、金利低下で新規が復活

by • August 26, 2015 • Finance, Latest NewsComments Off1186

Mortgage Applications Rise 6 Weeks In A Row, New Buyers Come Back.

全米抵当貸付銀行協会 (MBA)住宅ローン申請件数指数は、8月21日週に前週比0.2%上昇し412.7となった。6週連続で上昇している。新規が1.7%上昇の198.7と、3週ぶりに上昇。前年比では18.3%と前週の19.4%から上げ幅を縮めつつ、25週連続でプラス圏を保った。足元の流れとは反対に借換が1.0%低下の1629.3と、5週ぶりにマイナスへ反転。前年比では18.3%と前週の21.2%からせばめた。

30年固定金利型の住宅ローン金利(平均)は4.08%と、前週の4.11%から低下。2014年12月以来の高水準をつけた6月26日週の4.26%以下の水準を保つ。2013年5月以来の低水準を示した1月30日週の 3.79%からは、27週連続で上振れした。15年固定金利型(平均)も3.33%と、 前週の3.37%から低下。FHAのローン金利は3.90%となり、前週の3.88%を下回った。

30年物住宅ローン金利は比較的、安定した推移。

zillow
(出所:Zillow)

申請全体に占める借換の割合は55.3%と、前週の55.5%から低下。ただ、2009年6月以来の低水準となった7月3日週の48.0%から、切り返した水準を保つ。2013年5月以来の高水準となった1月16日週の73.9%からは、大きく遠ざかったままだ。一方で全体に占める金利変動型の割合は6.8%と、前週の6.9%から低下した。金利低下を背景に、少なくとも2014年12月以来の高水準だった7月10日週の7.4%以下を保つ。

——MBA住宅ローン申請件数指数は、金利の低下を背景に新規がようやく切り返して来ました。変動型金利のシェアも後退。中国発、金融危機への不安が高まる一方で、アメリカ人は雇用が安定する状況で金利低下の恩恵をフル活用しているようです。

(カバー写真:ML Spooky/Flickr)

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