Dow And Nasdaq Close Out Of Correction.
米株相場は、昨日に続き大幅上昇を果たしました。
ダウ平均 16654.77 +369.26 +2.27%
S&P500 1987.66 +47.15 +2.43%
ナスダック 4812.71 +115.17 +2.45%
ダウ平均は大幅続伸、立ち会い早々、上海総合をはじめアジア株や欧州株の上昇を支えに200ドル高を遂げた。米4−6月期国内総生産(GDP)改定値が市場予想を大きく上回ったこともあり、いったん上げ渋りをみせた程度で緩やかな上昇基調をたどる展開。中盤を過ぎたあたりで、前週末以来の16600ドル乗せを達成した。一時381.18ドル高の16666.69ドルまで上昇しつつ、同水準では戻り売りに遭い終盤には16350ドル付近と50ドル高まで上げ幅を縮小。もっとも同水準では下値を拾われ、引けにかけ再び本日高値圏へ切り返した。今週分の下落を打ち消してクローズ。過去2日間での上昇幅は2008年12月以来で最大で、調整入りゾーンから脱却した。年初来リターンは26日連続でマイナスとなる。
S&P500とナスダックも大幅続伸。過去2日間での上昇幅は、S&P500とナスダックそろって2009年3 月以来で最大を示した。前日ひと足先に調整相場から生還したS&P500は終値で1週間ぶりの2000p台に迫り、ナスダックは1週間ぶりに4800p台を回復して引け。年初来リターンはS&P500が6日連続でマイナスをたどったものの、ナスダックは 5日ぶりにプラス圏を回復しただけでなくダウとともに調整入りゾーンから脱した。
S&P500をはじめ、ダウとナスダックも半値戻しに成功。
——中国による米国債売却のニュースに物ともせず、リバウンドを続けました。足元の米経済指標で不安が払拭され、買いにつながったのでしょう。ニューヨーク連銀のダドリー総裁が9月利上げに慎重な見解を表明したため9月利上げ織り込み度は24%付近を推移し、最有力の時期が2016年1月と3月(40%超え)で年明けというのも、安心感を誘っているもよう。見事、3指数そろって6日続落分の半値まで切り返してきました。ウォールストリート関係者、木曜日で週末気分も重なり今ごろシャンペンでも傾けていることでしょう。
(カバー写真:NPR)
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