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米新規失業保険申請件数、5週ぶりの水準へ減少

by • December 25, 2015 • Finance, Latest NewsComments Off2968

Jobless Claims Fall To 5-Week Low.

米新規失業保険申請件数は12月19日週に26.7万件と、市場予想の27.9万人を下回った。前週の27.2万件(27.1万件から修正)から減少し、5週ぶりの低水準。8月29日週以来の28万件に乗せた12月5日週の28.2万件から、改善をたどる。1973年11月24日以来の低水準に並んだ10月24日週の25.6万件があらためて、視野に入った。米労働省は今回、特殊要因を挙げていない。4週平均は27万2500件と前週から増加し、1973年12月以来の低水準に至った10月24日週の25万9250件を超えた水準を維持した。

12月12日週までの継続受給者数は219.5万件となり、前週の224.2万人(修正値)を下回った。2000年11月以来の低水準を記録した10月24日週の214.6万件(修正値)を超えた水準を継続している。被保険者に占める失業者の割合は前週まで2週連続で1.7%を経て1.6%へ振れ、1971年以来の最低へ戻した。

5週ぶりの水準へ改善。
joblessclaims
(出所:My Big Apple NY)

――以上、米新規失業保険申請件数はクリスマス休暇前に減少しました。雇用環境は足元で変動が激しいとはいえ、米12月雇用統計には追い風が吹いています。ボラが高いと言えば、米雇用動態調査も見逃せない。求人数が増加すれば新規採用数や離職者数が減少するなど、まちまちで一段の改善を示す方向性は明確に現れていません。年明けにホリデー商戦の臨時雇用効果が剥落した後こそ、正念場でしょう。

(カバー写真:COD Newsroom/Flickr)

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