Consumer Credit Rose Thanks To Holiday Season In December.
米12月消費者信用残高は前期比年率212.67億ドル増(7.2%増)の3兆5469億ドルなり、市場予想の160億ドルを上回った。前月の140.2億ドル(139.51億ドルから修正)に続き、増加基調をたどる。
クレジットカードなどを指す回転信用は58億ドル増(7.5%増)の9356億ドルと、2ヵ月連続で強い伸びを示した。ホリデー商戦を受け、消費者がクレジットカードを利用した様子が伺える。自動車ローンや学生ローンを含む非回転信用も154億ドル増(7.1%増)の2兆6112億ドルと、増加トレンドを維持した。
12月は回転信用が好調だったものの、増加幅は足元のトレンドから脱却できず
――消費者信用残高は、可処分所得における純債務が104%程度と非常に低い水準を維持するなかで、ホリデー商戦を支えに増加しました。問題は、世界同時株安などの直撃で財布の紐がきつくなってしまわないか。米1月消費者信頼感指数は下振れするどころか3ヵ月ぶりの水準へ上向き、現時点で不吉な予兆は見せていません。暖冬効果が住宅、外食などの消費を支える期待が残り、服飾や電力などの下押しを抑制できるか注目です。
(カバー写真:Massachusetts Office of Travel & Tourism/Flickr)
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