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米4月NY連銀製造業景況指数、大統領選後の上昇をほぼ打ち消し

by • April 17, 2017 • Finance, Latest NewsComments Off1023

Empire Falls To 5-Month Low, NAHB Builder Confidence Slows.

米4月NY連銀製造業景況指数と、米4月NAHB住宅市場指数をおさらいしていきます。

米4月NY連銀製造業景況指数(エンパイア)は5.2となり、市場予想の15.0を大きく下回った。前月の16.4にも届かず、米大統領選が行われた2016年11月以降の上昇をほぼ打ち消し、5ヵ月ぶりの水準へ鈍化している。2014年9月以来の高水準だった2月の18.7から低下を続けた。項目別では、新規受注が2桁の下げ幅を示し全体を押し下げている。しかし出荷や雇用、仕入れ価格は上昇、在庫は分岐点を回復した。詳細は、以下の通り。

・新規受注 7、2016年11月以来の低水準でも6ヵ月連続で分岐点乗せ<前月は21.3、6ヵ月平均は9.9
・出荷 13.7、7ヵ月連続で分岐点乗せ>前月は11.3、6ヵ月平均は11.3
・在庫 3.6、前月から分岐点を回復>前月はマイナス2.7、3ヵ月ぶりに分岐点割れ、6ヵ月平均はマイナス5.2

・雇用 13.9、2015年3月以来の高水準で3ヵ月連続で分岐点乗せ>前月は8.8、6ヵ月平均は±0
・平均労働時間 8.8、3ヵ月連続で分岐点乗せ<前月は15と2012年3月以来の高水準、6ヵ月平均は1.0

・仕入れ価格 32.8、2012年5月以来の高水準>前月は31.0、6ヵ月平均は29.3
・販売価格 12.4、10ヵ月連続で分岐点乗せ>前月は8.8、6ヵ月平均は11.3

・入荷時間 16.1、3ヵ月連続で分岐点に乗せ2001年以来で最高>前月は10.6、6ヵ月平均は3.0
・受注残 12.4、3ヵ月連続で分岐点乗せ<前月は14.2、6ヵ月平均は1.7

6ヵ月先見通し指数は31.0と、前月の33.9から低下し米大統領選以前の2016年8月以来の水準へ低下した。2016年12月に46.3と、2011年5月以来の高水準をつけてから伸び悩みを見せた。

▽米4月NAHB住宅市場指数、税制改革など経済政策の立ち後れを意識し鈍化

米4月NAHB住宅市場指数は68となり、市場予想の70並びに2005年6月以来の高水準に跳ね上がった前月の71を下回った。金利が低下したものの、建設業者のセンチメントを押し上げられていない。トランプ米大統領が税制改革やインフラ投資などの成立が当初予定の8月以降にずれ込む見通しに言及したため、小幅ながら低下したとみられる。

内訳をみると、一戸建て現況指数が74と景気回復サイクルで最高をつけた前月の77を下回った。一戸建て見通し指数も75と、同じく直近で最高に並んだ前月の78以下に。見込み客指数も52と、前月の53に届いていない。

今回は、見込み指数のみ上振れ。

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(作成:My Big Apple NYが作成)

発表元である全米ホームビルダー協会(NAHB)のエド・ブレイディ会長は、結果を受け「低下したとはいえ限定的で、全体的に堅調で力強い需要を確認している」と楽観的だ。デビッド・クロウ主席エコノミストも需要に自信を示しつつ、「規制に掛かる費用や建築材の値上がりといった生涯を抱える」との見解を寄せトランプ政権の規制緩和が望まれるとの見方をにじませた。

(カバー写真:Thomas Hawk/Flickr)

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