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米1月消費者信頼感指数、見通し指数が支え17年ぶり高水準に近づく

by • January 31, 2018 • Finance, Latest NewsComments Off627

Consumer Confidence Inches Up To 17-Year High In January.

米1月消費者信頼感指数、米11月中古住宅販売成約件数指数をおさらいしていきます。

米1月消費者信頼感指数は125.4となり、市場予想の123を上回った。前月の123.1(122.1から上方修正)を超えている。17年ぶりの水準へ上振れした2017年11月の128.6に、やや近づいた。内訳をみると、現況指数が156.6と2001年6月以降で最高を示した前月の156.5(156.6から下方修正)から低下。逆に見通し指数が105.5と、前月の100.8(99.1から上方修正)を超え、全体を牽引した。なお2017年11月は111.0と、2000年9月以来の高水準だった。

発表元であるカンファレンス・ボードのリン・フランコ経済指標ディレクターは、見通し指数が低下した結果を好感しつつ、購入見通しが伸び悩んだ点につき「税制改革実現に関わる不透明性」を挙げた。もっとも、消費者の間で「2017年後半の成長拡大ペースが続くと確信している」と結んだ。

消費者信頼感指数、前月を超え再び2000年以来で最高を更新するか。

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(作成: My Big Apple NY)

現状の労働市場に対し「職が豊富」から「職探しが困難」を引いたDIは21.2と、2001年7月以来で最高を記録した。以下は、結果の詳細。

ビジネス環境については、「良い」が低下し、「悪い」が上昇
「良い」34.9%→前月の35.8%から低下、前年同月は29.0%
「悪い」12.7%→前月の11.7%から上昇、前年同月は15.9%

労働市場については「豊富」と共に「困難」が上昇、DIは19ヵ月連続でプラスを示す
「職が豊富」37.6%→前月の36.3%から上昇、前年同月は27.1%
「あまり職が豊富ではない」46.0%→前月の47.7%から低下、前年同月は51.8%
「職探しが困難」16.4%→前月の16.0%から上昇、前年同月は21.1%

6ヵ月先のビジネス環境への見方は「良くなる」が低下し、「悪化する」が上昇
「良くなる」22.0%→前月の21.6%から上昇、前年同月は22.9%
「悪化する」9.8%→前月の9.0%から上昇、前年同月は10.8%
「変わらず」68.2%→前月の69.4%から低下、前年同月は66.3%

6ヵ月先の労働市場への見方は「増加」が上昇し「減少」が低下、「増加」が16ヵ月連続で「減少」を上回る
「雇用が増加する」19.0%→前月の18.9%から上昇、前年同月は19.7%
「雇用が減少する」11.8%→前月の15.9%から低下、前年同月は14.4%
「変わらず」69.2%→前月の65.2%から上昇、前年同月は65.9%

6ヵ月先の所得への見方は「増加」と「減少」が上昇
「増加する」20.4%→前月の22.7%から低下、前年同月は18.1%
「減少する」7.7%→前月の9.0%から低下、前年同月は9.4%
「変わらず」71.9%→前月の68.3%から低下、前年同月は72.5%

購入見通しは、自動車以外が低下した。自動車は13.0%と、前月の13.0%を超え3ヵ月ぶりの高水準となる。対して家電は49.6%と、3ヵ月ぶりに50%割れ。住宅は6.0%と、前月の7ヵ月ぶりの低水準に並んだ。

購入見通し、項目別・12ヵ月平均で以下の通り。

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(作成: My Big Apple NY)

年齢別の消費者信頼感指数(12ヵ月平均)は、以下の通り。

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(作成: My Big Apple NY)

所得別の消費者信頼感指数(12ヵ月平均)は、以下の通り。

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(作成: My Big Apple NY)

――米1月消費者信頼感指数は引き続き高水準を維持し、見通し指数が押し上げた点は心強いですね。一方で、所得見通しが伸び悩んでいるだけでなく、購入見通しも振るいませんでした。12月の貯蓄率が2005年以来の低水準をつけ、クレジットカードをはじめ利上げに関わる金利負担の上昇もあって、所得税減税などの税制改革の影響が個人消費を加速させるかは、疑問が残ります。とはいえ、景気後退に陥るような状態ではなく、2017年のペースからやや鈍化する程度にとどまるのでしょう。

▽米11月S&P/ケースシラー住宅価格指数、値上がりペース加速示す

米11月S&P/ケースシラー住宅価格指数(季節調整前)は前年比6.21%上昇の195.94となり、前月の195.48(195.63から下方修正)を抜け指数ベースで過去最高を更新した。20都市別の季節調整前では前年同月比6.41%上昇の204.21と市場予想の6.30%を上回った。前月の6.32%(6.38%から下方修正)を超え、2014年6月以来の高い伸びを達成している。指数ベースでは少なくとも2006年11月以来の高水準となり、5年5ヵ月連続でのプラス圏を保った。季節調整済み・20都市別の前月比は0.75%の上昇と、市場予想の0.60%を上回った。前月の0.70%も超えた。

20都市別での季節調整済みベース・前月比でトップはカリフォルニア州サンフランシスコで1.82%の上昇となり、前月から1ランク上げた。2位は前月1位だったネバダ州ラスベガスで1.13%の上昇、3位はフロリダ州タンパで1.03%の上昇を示した。カリフォルニア州サンディエゴで1.22%の上昇、3位はこれまでワースト圏内にいたニューヨーク州NYが0.84%の上昇を示した。ワースト1位はオハイオ州クリーブランドで0.08%の上昇、2位はカリフォルニア州サンディエゴで0.11%の上昇、3位は前月と変わらずのアリゾナ州フェニックスで0.14%上昇した。

(カバー写真:Nick Harris/Flickr)

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