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あなたが思うより、NY市がイケてない10個の理由

by • April 9, 2013 • Gossip, NY TipsComments (0)8456

10 Things You Should Know Before Moving In To NYC.

フェイスブックでヘッジファンドに勤務する友人が、理想的なパートナーをなかなか見つけられない悲哀と割高な生活費に嫌気して、こんな書き込みをしてたんです。

「Maybe it’s time to quit NY…(そろそろNYから引っ越す時期なのかな)」

合わせて、ハフィントン・ポストに掲載されていたこんな記事をリンクしていました。

「10 Reasons NYC Isn’t as Great as You Think It Is(あなたが思うよりNY市がイケてない10個の理由)」

NYに8年住む私も、大爆笑してしまいました。書き手はコメディアンで作家のマーク・ブレナン・ローゼンバーグ氏。同性愛者としてカミングアウト済みなニューヨーカーで、処女作「Blackouts and Breakdowns」は薬物とアルコールに耽溺したデカダンな私小説でした。そんな彼なだけに、記事の冒頭も「1年目は新しい親友がたくさん出来て舞い上がるけれど、数年後には休みナシで働いても家賃を払うのに精一杯と気づく」とシュール!そんな彼が挙げる10個の理由は、こちら。→の後に続く注釈は、記事の訳とともに私の解釈も盛り込んでますので悪しからず。

1)四季のつもりが、実は二季
→夏には摂氏40度を超える熱波に見舞われ、冬は摂氏マイナス10度まで急降下。途中に挟まれる春と秋は瞬く間に過ぎて行く。ボラティリティの高さは、まるでリーマン・ショック直後のダウ平均のよう。

2)ツイてないと思えば、どん底に落とされる
→ツイてないと思ったが最後、ただでさえ運行状況の悪い地下鉄が来なかったり、傘がないのに雨にたたられたり、次から次へと不運が舞い込む錯覚に囚われやすい。

ダースベイダーに遭遇するくらいなら、むしろラッキー。約1年前にはチェーンソーをもった男性が出現・・。
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3)あまりに多い同性愛者の男性陣
→同性愛者の男性は、「NYでならありのままの自分を受け入れてくれる運命の相手に出会える」と信じて毎年星の数ほどやって来るけれど、蓋を開けてみればパーティー三昧でリレーションシップに興味なし。(注:ストレート男性も同じです)

4)誰もかれも、ほら吹き
→マンハッタンという島にやって来た者が語る自身の人生ドラマは十中八九、虚飾と嘘にまみれている。

5)成功するチャンスが低い割に労働者はみな働き過ぎ
→ひと旗上げることを夢見て訪れる人で溢れかえるけれど、幸運をつかめるのはホントにごく一握り。どこまで働けばいいのか・・じっと手を見る。

6)乱立するクオリティの高いレストラン
→訪れてみたいレストランがたくさんあるのはいいけれど、あり過ぎて選べません!ヒトラーの名言「大衆は女と同じだ。あれこれ選ばせないで、 一つを取り上げて徹底的に叩きこめばいい」を思い出したのは、私だけでしょうか。

7)文化の発信地
→誰もがオペラ、バレエ、美術館に興味があるわけじゃないんだから「NY的なことをしよう!」って高いチケットを買わせないで下さい。

8)注目を集めるためなら何でもする人々
→ソーシャルネットワークに突飛な言動やら素っ裸とみまごう写真を投稿して友達やフォロワーを増やしたところで、あなたはセレブになれません。

裸のカウボーイは、新しいキャリアを確立させた稀有な例といえるでしょう。
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9)情緒不安定な女性(ゲイ男性)のメッカ
→ストリートを歩いているとき、「ねぇ聞いてよ、信じられない!彼ったら電話をかけてこなくなったの!」なーんて、ひと目もはばからずに絶望的にまくしたてる女性が多いことに気づかされます。肝心はこの後・・「でね私、しようがないから彼の家に出向いて、灯りがついていたから電話を2時間かけ続けたの。それでも出て来ないんだから、ありえない!」。大ゲサではなく、ストーカーかと耳を疑う内容が赤裸々に語られること多し。

10)誰もが意味不明なスノッブ
→特にマンハッタン居住者から聞かれる「ええ、ブルックリンですって、そんなところ行かないわ!」が、典型的な代表例。マンハッタンのアッパーイーストサイドで生まれ育ったわけでもないのに、勘違いも甚だしい。

ははは、なかなか的を得ていますよね~。個人的には1)、2)、10)に至極納得。寒暖の激しさにはウンザリしちゃいますし、時刻表もなく週末には修繕工事やらで運行を停止する地下鉄のサービスには吐き気すら覚えますし、ニューヨーカーの根拠なきプライドの高さには呆れ返ってしまいますもの。家人は、特に9)に激しく同意してました。彼はよく、「あーまた女性が男の悪口言ってる・・」なんてよくボヤいてますから。

そうはいっても、2012年の観光客は前年比2.1%増の5200万人!!日本の人口の半分近くが訪れるほど、魔法の魅力に満ち溢れたNY市。私なんかでも2週間くらい一時帰国すると、あの喧騒、雑踏、風景が恋しくなるんですよね。あれと同じかもしれません、ダメだと分かってても飲んだ後に食べてしまう、ラーメンの誘惑・・。住んでて身体にいいはずないのに、NY市は人を虜にしてしまうんですもの。

税金を払わないこんなニューヨーカーの存在も、お構いなし!
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NYに住む私からみると、うなずいてしまうこの10個。NYへの引越しを検討中のあなたには、知っておくべき10ヵ条になりえるかも。NY市を新天地として生活を営む前に、心しておいて下さいね!!

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