Mortgage Applications Fall For 4th Straight Week As Rates Rise.
全米抵当貸付銀行協会 (MBA)住宅ローン申請件数指数は、5月15日週に前週比1.5%低下した。前週の3.5%に続き4週連続で下振れしている。2013年の「テーパー・タントラム」を連想させる金利上昇を踏まえ、新規が3.7%低下し2週連続で落ち込んだ。1ヵ月ぶりの低水準となる。ただ前年比は11%上昇し、11週連続でプラス圏を保つ。借換は0.3%上昇し、5週ぶりに反発した。
30年固定金利型の住宅ローン金利(平均)は4.04%と、 前週の4.00%から上昇し2014年12月以来の高水準。2013年5月以来の低水準を示した1月30日週の 3.79%から15週連続で上振れしている。15年固定金利型(平均)も3.26%と、 前週の3.23%を上回った。FHAのローン金利も3.80%となり、前週の3.76%を超えている。
30年物住宅ローン金利、直近の上振れが著しい。
申請全体に占める借換の割合は52%と、前週の51%から上昇。金利上昇を迎えつつ借換が持ち直したものの、2014年5月以来の低水準近くを保つ。2013年5月以来の高水準となった1月16日週の73.9%が遠くなった。
——MBA住宅ローン申請件数指数は、金利上昇に合わせ軟調な推移をキープ。米4月住宅着工件数が目覚ましい数字を叩き出したとはいえ、新築住宅販売件数が追いつくのかが問題です。住宅着工件数・一戸建てのうち注文物件ではない75%が販売向けとされるため、約55万件が市場に流れ込む見通し。米4月新築販売件数では、順調に在庫が消化できるか試されます。金利に敏感な潜在購入者の反応にも注目。MBA住宅ローン申請件数指数の結果は、4月に咲いた花が散ってしまうように5月に需要がしぼむリスクを残します。
(カバー写真:Phillymag)
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