Dow Wipes Out Triple-Digit Gain, Making The Biggest Reversal Since 2008.
米株、本日の変動幅は645ドルに及びました。
ダウ平均 15666.44 -204.91 -1.29%
S&P500 1867.61 -25.60 -1.35%
ナスダック 4506.49 -19.76 -0.44%
ダウ平均は6日続落。立ち会い早々、中国人民銀行の利下げおよび預金準備率引き下げを好感し300ドル超も急伸した。足元の暴落を理由に、アップルをはじめアナリストが一斉に様々な銘柄に対し投資判断を引き上げたことも材料視。ベスト・バイの決算も米消費への安心感を促し、中盤には一時441.59ドル高の16312.94ドルまで本日高値をつけた。CNBCでラリー・サマーズ元米財務長官がFedの利上げは想像し難いと述べ相場に援護射撃を送り、しばらくは高値圏を維持。シティグループのエコノミストJPモルガンに続き9月利上げ予想を据え置いたとの報道が伝わった時こそ反応薄だったものの、引け際にツイッターを通じセルサイドに約20億ドル相当のインバランスがあるとの未確認情報が飛び出すとマイナス圏へ反転。一時220.11ドル安の15651.24ドルまで下落し、ほぼ安値引けした。 年初来リターンは24日連続でマイナス。2014年2月以来の低水準で終了している。ザラ場の上昇を打ち消し約200ドルも転落して引けたのは、2008年10月8日以来だという。ダウはこれで3日連続で3桁安を迎え、下げ幅としては過去最大を記録した。
——もちろんS&P500とナスダックも、上昇幅を巻き戻してマイナス圏で引け。引け後の情報については、特に後追いを確認していません。ただジェットコースターも真っ青な乱高下を繰り返すだけに、証券会社をはじめ金融機関の自己勘定取引で相当なダメージが及んでいてもおかしくないですよね。
中国株の動向のほか、26日の材料はNY連銀のダドリー総裁の講演。アトランタ連銀のロックハート総裁のように、9月利上げに距離を置いたコメントを発するのかマーケットの注目が集まります。
(カバー写真:Chuck Burgess/Flickr)
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