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米12月NAHB住宅市場指数、利上げ前に2ヵ月連続で小幅低下

by • December 16, 2015 • Finance, Latest NewsComments Off1848

Home Builder Confidence Edges Down Before Lift-Off.

米12月NAHB住宅市場指数は61となり、市場予想の63を下回った。10月の62を下回り、10年ぶりで最高に達した9月の65(64から上方修正)から鈍化している。

内訳をみると、一戸建て現況指数が66となり前月の62から低下。景気回復サイクルで最高だった9月の70から離れた。一戸建て見通し指数も67で、少なくとも2005年10−12月期以来の水準を達成した9月の75から遠ざかっている。見込み客指数のみ46と、2014年9月以来で最高を示した前月の48を下回った。

今回は、軒並み前月から鈍化。
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(出所:NAHBのデータを元にMy Big Apple NYが作成)

4大地域別での住宅市場指数は、南部を除き全て低下。前月も3地域で前月以下だった。今回低下を免れた南部は62と、前月と横ばいにとどまる。特に下振れした地域は中西部で55となり、前月の60を下回っただけでなく直近で最低だった。北東部は49で、3ヵ月ぶり低水準。西部も76と、前月の77を下回った。

発表元である全米ホームビルダー協会(NAHB)のトム・ウッズ会長は、結果を受け「土地、および人材が不足するものの、建設業者は楽観的だ」とまとめた。デビッド・クロウ主席エコノミストは「7ヵ月平均は60台前半であり、今回の水準と整合的で継続的な改善を示す」と指摘。その上で「雇用拡大、経済成長、世帯増加に合わせ住宅市場は2016年も改善トレンドを維持する」と結んだ。

――MBA住宅ローン申請件数で新規が高水準にある一方で、建設業者のセンチメントは強気に陰りが見えてきました。こちらで指摘したように、利上げ前の駆け込み需要で申請件数が増えたとしても、住宅ローン借入の基準は厳しく容易に購入に漕ぎつけない様子が伺えます。確かにNY連銀がまとめた米7-9月期家計調査でも、住宅ローンと自動車ローンの信用スコアには歴然たる違いが表面化していましたよね。

(カバー写真:Andrew Chambers/Flickr)

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