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米11月新車販売台数は1,700万台を維持、通期でも大台超えの公算

by • December 10, 2018 • Latest News, NY TipsComments Off2121

U.S. 2018 Auto Sales Set To Top Analyst Estimates, Likely To Reach 17 Million.

ワーズオートが発表した米11月新車販売台数は、四半期に一度発表するGMを除き年率1,740万台と市場予想の1,720万台を上回った。年初来で最高だった前月の1,750万台に届かなかったとはいえ、3ヵ月連続で大台を保つ。米株安が進んだ一方で、米金利の上昇が一服したほか、ガソリン価格の下落も販売を押し上げたようだ。

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(作成:My Big Apple NY)

7月に米欧首脳会談で欧州自動車への関税賦課懸念が後退し、9月末にはNAFTA再交渉で3ヵ国が合意した。ただ、米商務省が2019年2月17日を期限とする通商拡大法232条の調査結果を報告するまで、自動車関税については不透明感が残る状況だ。12月1日の米中首脳会談で追加関税措置(2,000億ドル相当の中国製品への関税率を10%→25%に引き上げ)につき、90日間の猶予で合意したが、両国間の貿易摩擦悪化懸念は未だ根強い。

販売台数の車種別では、トラック部門(スポーツ多目的車、SUV含む)のうちトラックとSUVは、一部のトラックを除き堅調乗用車部門は、5~10月に続き2桁減が目立つ。原油先物は10月入りに2014年11月以来の75ドル超えを記録した後、下落に転じた結果、ガソリン価格も一時2.539ドルと年初来の水準へ下落。米10年債利回りも約7年ぶりの3%超えから徐々に低下したほか、米7~9月期シニア融資担当者調査で明らかになった通り自動車ローンの厳格化もそれほど進まず、新車購入を支えらとみられる。

ケリー・ブルー・ブックによると、平均販売価格は前年同月比2.1%上昇の3万6,978ドル(約420万円)だった。前月の3.1%を下回る伸びとなる。なお、1月は2017年上半期ぶりの高い伸びを示し3.9%となった。前月比では0.1%上昇、年初来で3回目の上昇を示す。メーカー別の平均価格で、前月比にて上昇したのはVW、日産、トヨタとなった。前年比ではフィアット・クライスラー、スバル、ホンダで顕著だった。詳細は以下の通り。

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(出所:KBB)

トランプ政権による3月23日指導の鉄鋼・アルミ関税に加え、7月6日以降は対中知財制裁関税の発動が加わるなか、自動車メーカーは利鞘縮小トレンドが鮮明となり、4~6月期と7~9月期決算資料などに基づくとインセンティブ支払い余地は狭まりつつある。11月の自動車メーカーからディーラーへの1台当たりインセンティブ予想は前年同月比3.4%下落の3,800ドルと、3ヵ月連続でマイナスだった。3~4月の推計値8%の上昇から、大幅低下となる。前月比では1.5%上昇し前月の5.1%下落から反転した。前年比で伸び率が最大だったメーカーはダイムラーが前月に続きトップに立ち、もともとインセンティブ比率が高いキアが2位、その後にフィアット・クライスラー、ホンダが続く。前月比ではGMが最も力強い伸びとなり、次いでもともとインセンティブ比率が低いホンダ、トヨタが並ぶ。

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(出所:ALG/Press release)

 1台当たりのインセンティブの割合予想は平均で10.7%と、9月の10.6%とほぼ変わらず、11%割れを維持した。前年同月は11.2%となる。インセンティブの割合で最大は3~10月に続きキアで、次いで日産、ヒュンダイが並んだ。

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(出所:ALG/Press release)

11月は25営業日となり、前年同月と変わらず。自動車メーカー別でみると、前年比で増加したのはフィアット・クライスラーのみで、市場予想を上回ったメーカーはフィアット・クライスラーとフォードだった。一方で、トヨタ、ホンダ、日産など日系メーカーは軒並み減少し市場予想より悪化、特にセダンが全体の伸びを押し下げた。なお、新車販売動向のうち、利鞘の薄いレンタカーや自動車販売店向けのフリート販売はフォードが前年比にて3ヵ月連続で減少していた。

通期の新車販売台数について、コックス・オートモーティブは6月までの結果を受けて2018年の新車販売台数予想を従来の1,680万台から1,670万台へ引き上げた。IHSは1,690万台で維持。いずれも、2017年の1,720万台を下回っていた。しかし下半期の結果を受け、こうした市場予想を上回り1,700万台の大台だけでなく、2017年を超える可能性が高まっている

以下、米系と日系などの自動車メーカー別動向。

【フォード】

フォードは前年同月比6.9%減の19万6,303台と、市場予想の8.7%減より下げ幅を狭めた。3ヵ月連続で減少している。小売販売台数は6.8%減の14万5,495台と、3ヵ月連続で減少した。車種別では、SUVが4.9%減の7万564台と減少に反転、トラックは2.3%減の8万9,535台と3ヵ月連続で減少した。乗用車は引き続き、19.5%減の3万6,204台と13ヵ月連続で落ち込んだ。レンタルや自動車ディーラー向けのフリート販売台数は7.1%減の5万808台と、3ヵ月連続で減少した。新車販売台数は減少したものの、取引価格は3万7,000ドルと、前月に続き過去最高を更新した。

在庫は乗用車、SUV、トラック含め全体で前年比6.2%増の66万8,234台となった。85日相当となり、前年同月の78日から大幅に延びている。

なおフォードは3月5日、ピックアップ・トラックの「レンジャー」と「ブロンコ」の新型モデル生産を控えた設備一新を理由に、ミシガン州の工場の従業員2,000人を対象として一時解雇を発表した。4月25日には、米国での乗用車販売を2モデル(マスタングと2020年モデルのフォーカス・アクティブ)に限定する方針を発表。10月には、110億ドル規模のリストラの一環として正社員の人員削減計画が報じられた。

2大ブランド別では、フォードが3ヵ月連続で減少したが、リンカーンは3ヵ月ぶりに増加に転じた。単月の結果は、以下の通り。

・フォード 7.3%減の18万7,096台、3ヵ月連続で減少
→アルミ製ボディのトラック「Fシリーズ」は0.9%減の7万2,102台と3ヵ月連続で減少した。中型SUVの「エスケープ」は14.3%減の2万1,516台と2桁減となったほか、「エッジ」は25.7%減の9,787台と3ヵ月連続で減少。大型SUV「エクスプローラー」は17.8%減の1万7,696台と前月から減少に転じるなど、SUVやトラックでは減少が目立ち、同「エクスペディション」が7.9%増の4,262台と4ヵ月連続で増加する程度だった。小型車・セダンは新型「フィエスタ」が72.6%増の5,238台と2ヵ月連続で2桁増だったほか、「フュージョン」が11.8%増の1万6,652台と少なくとも9ヵ月ぶりに増加に反転。もっとも、小型車「フォーカス」は66.1%減の4,481台と8ヵ月連続で減少した。

・リンカーン 3.3%増の9,207台、3ヵ月ぶりに増加
→SUVの「MKC」が11.1%増の2,263台、「MKX」も20.4%増の3,153台とそろって3ヵ月ぶりに増加した。SUV「ナビゲーター」も、27.3%増の1,566台と7ヵ月連続で増加。結果、前月に続き6車種中3車種で増加し、前月の1車種から増えた。

【フィアット・クライスラー】

フィアット・クライスラー・オートモビルは前年同月比17%増の18万1,310台となり、市場予想の15%増を上回った。5ヵ月連続で増加している。小売販売台数は13万6,704台となり、17年ぶりの高水準を達成。フリート販売台数は4万4,606台としたが、シェアについては明かしていない。なおフィアットは6月1日に向こう5年先の経営計画を発表、2022年までにディーゼル・エンジンの乗用車販売を終了させ電動化に振り向ける方針を打ち出したほか、「ジープ」のSUVシェアを2017年の6%付近から8%超えを目指す。

5大ブランド別では、10月に続き3ブランドだった。単月の詳細は、以下の通り。

・ラム 44%増の5万7,970台、8ヵ月連続で増加、単月で過去最高
→主力の「ラム」が42%増の5万2,056台と、7ヵ月連続で増加し全体を支えた。また「プロマスター・バン」は90%増の4,847台と2ヵ月連続で増加し、「プロマスター・シティ」が5%減の1,067台と3ヵ月ぶりに減少した程度だった。

・ジープ 12%増の7万7,384台、12ヵ月連続で増加、7ヵ月連続で単月にて過去最高
→「チェロキー」が23%増の2万296台と9ヵ月連続で増加したほか、「コンパス」25%増の1万1,665台と11ヵ月連続で大幅増を果たし、共に過去最高を更新した。「グランド・チェロキー」も1%増の1万8,717台と小幅ながら2ヵ月連続で増加。主力5車種中4車種で増加した。

・ドッジ 15%増の3万3,196台、3ヵ月連続で増加
→「キャラバン」が19%増の1万188台と3ヵ月連続で増加し、全体を押し上げた。そのほか「チャレンジャー」が30%増の5,022台と2ヵ月連続で増加し、「チャージャー」も21%増の7,309台、「ジャーニー」も16%増の5,645台と8ヵ月連続で増加した。主力7車種中では、前月に続き4車種で増加した。

・クライスラー 21%減の1万3,094台、減少トレンドに回帰
→新型「パシフィカ」のミニバンが35%増の8,514台と7ヵ月ぶりに増加した前月から減少に反転した。一方で、「300」は55%増の4,569台と2ヵ月連続で増加した。

・フィアット 24%減の1,309台、35ヵ月連続で減少
→「500」が10%減の707台と20ヵ月連続で減少したほか、「500X」も36%減の348台と全体の重石となった。「スパイダー」も26%減の197台と11ヵ月連続で減少するなど、軒並みマイナスを示す。

【トヨタ】

トヨタは前年同月比0.6%減の19万423台と、市場予想の0.1%減より下げ幅が広がった。トラック部門(SUV含む)の販売台数が10.6%増の12万6,839台と2ヵ月連続で増加したものの、乗用車部門が17.3%減の6万3,584台と下げ幅が2桁に広がり足を引っ張った。

なおトヨタは、2017年11月新車販売台数を発表した時点で2018年の米国新車販売台数を1,700万台割れと予想した。2年連続の前年割れを見込んだだけでなく、2014年の水準への鈍化を見込む。

2大ブランド別では、トヨタが減少に転じたほか、レクサスは3ヵ月連続で減少した。詳細は、以下の通り。

・トヨタ 0.3%減の16万3,977台、減少に反転
→トラック部門は、12.5%増の10万8,171台と好調を維持した。一方で、乗用車は18.3%減の5万5,806と9ヵ月連続で減少しただけでなく、下げ幅を2桁へ広げた。車種別では大型SUVの「ハイランダー」が5.6%増の2万139台と11ヵ月連続で増加し、4~10月に続き単月で史上最高記録を塗り替えた。「4ランナー」も13.8%増の1万1,494台と8ヵ月連続で増加し、単月で過去最高を記録。日本で販売・生産を打ち切ったSUV「RAV4」は23.0%増の3万5,350台と増加に転じている。トラックの「タコマ」も221.5%増の1万9,685台と7ヵ月連続で大幅増を遂げた。一方で、セダンは「カローラ」が9.4%増の2万1,105台と13ヵ月連続ぶりに増加したが、「カムリ」は29.9%減の2万4,545台と減少トレンドへ回帰した。

・レクサス 2.5%減の2万6,446台、9ヵ月連続で減少
→SUVは、0.7%増の1万8,668台と3ヵ月ぶりに増加した。主な4車種中、増加は2車種で「RX」が1.4%増の8,608台だったほか、「NX」も4.0%増の5,622台となった。乗用車部門は9.3%減の7,778台と3ヵ月ぶりに減少、前月に続き「ES」が8.0%増の4,222台とけん引した程度で、主力6車種中2車種のみで増加した。

【ホンダ】

ホンダは前年同月比9.5%減の12万534台と、市場予想の5.9%減より下げ幅を広げた。3ヵ月連続で減少している。車種別ではトラック部門が6.8%減の6万7,182台と7ヵ月ぶりに減少したほか、乗用車部門も12.6%減の5万3,352台と7ヵ月連続で減少した。

2大ブランド別では、ホンダが4ヵ月連続で減少、アキュラは3ヵ月連続で増加した。

・ホンダ 11.6%減の10万6,481台と4ヵ月連続で減少
→トラック部門が9.8%減の5万6,809台と6ヵ月ぶりに減少したほか、乗用車部門も13.6%減の4万9,672台と6ヵ月連続で減少した。ブランド別では、SUVの「パイロット」が25.7%減の1万537台と2桁増の増加トレンドを6ヵ月で止めた。SUVの「CR-V」は2.3%減の3万1,488台と減少に転じた。ミニバン「オデッセイ」も3.8%増は8,123台と4ヵ月連続で増加した。乗用車の主力「シビック」は29.8%減の2万1,890台と、4ヵ月連続で減少。セダンの「アコード」も1.6%増の2万3,367台と、10ヵ月ぶりに増加に反転した。

・アキュラ 10.5%増の1万4,053台と3ヵ月連続で増加
→トラック部門13.8%増の1万373台と4ヵ月連続で増加しただけでなく、乗用車も2.2%増の3,680台と8ヵ月ぶりに増加した。引き続き、SUVの「RDX」が57.6%増の5,951台と6ヵ月連続で増加し「MDX」の減少分を相殺した。セダンは前月に続き4車種中2車種が増加、特に「ILX」が27.5%増の1,051台となりプラスへの好転を支えた。

【日産】

日産は前年同月比18.7%減の11万513台となり、市場予想の15%減より下げ幅を広げた。トラック部門が8.4%減の7万2,856台と4ヵ月ぶりに減少したほか、乗用車部門も33.3%減の3万7,657台と減少トレンドをたどった。

2大ブランドでは、日産が2ヵ月連続で減少した半面、インフィニティは11ヵ月ぶりに増加している。詳細は、以下の通り。

・日産 21.6%減の9万6,247台、3ヵ月連続で減少
→トラック部門が13.1%減の6万2,551台と2ヵ月連続で減少したほか、乗用車部門が33.6%減の3万3,876台と減少トレンドをたどった。SUVは主力のSUV「ローグ」が11.7%減の3万1,860台と3ヵ月連続で減少、「パスファインダー」も17.9%減の5,404台と3ヵ月連続で減少した。「フロンティア」は11.0%減の6,278台と3ヵ月ぶりに減少。「ムラノ」も11.7%減の6,552台と8ヵ月ぶりに減少した。乗用車では主力の「アルティマ」が36.7%減の1万2,077台と3ヵ月連続で減少するなど、全て前年比マイナスだった。

・インフィニティ 8.1%増の1万4,086台、2ヵ月連続で増加
→トラック部門が36.7%増の1万305台と3ヵ月連続で増加したものの、乗用車部門が31.1%減の3,781台と少なくとも8ヵ月連続で減少した。SUVでは「QX50」が85.5%増の3,009台と3ヵ月連続で大幅増となり、「QX60」も37.0%増の3,009台と2ヵ月連続で増加。しかし、その他は減少が目立った。セダンは主力の「Q50」が25.7%減の2,074台だったほか、前月に続き軒並み減少が優勢となった。

GMを除く自動車メーカー別のシェアは、以下の通り。今回は1位をフォード、2位トヨタで変わらず、その他も順位に移動はない。一方で、年初来ではトヨタが1位を維持、2位はフォード、3位はフィアット・クライスラー、4位は日産、5位はホンダとなる。テスラが順位を下げた一方で、ダイムラーとBMWがそれぞれ1ランク浮上した。

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(作成:My Big Apple NY)

高級車部門別ランキングは、以下の通り(%は全て前年比)。メルセデス・ベンツが2ヵ月連続で1位となり、前月に2位だったテスラは4位へ後退した。代わりにBMWは2位へ、トヨタが3位に入った。詳細は、以下の通り。

1位 メルセデス・ベンツ 15.4%減の3万2,879台
→3月と6~8月の2位から、9~10月に続き1位。これまで2017年9月~18年2月、18年4~5月は首位だった。年初来では15.4%減の31万7,051台で首位を維持した。2017年通期では0.2%増の37万5,240台で堂々の3年連続首位。2016年は前年比0.4%増の37万4,541台だった。なお2013年は1位だったが、2014年ではBMWに1位を明け渡していた。

2位 BMW 1.0%増の2万8,330台
→10月に続き2位。これまで2017年10月~18年2月と同年4~5月は2位、3月と6月は1位、7~9月は3位となる。年初来では1.9%増の27万6,657台で2位を堅持した。2017年通期では2.4%減の30万5,685台と2位をキープ。2016年は9.5%減の31万3,174台で3位、2015年は1.8%増の34万6023台で首位の座を宿敵メルセデス・ベンツに明け渡していた。2014年では1位、2013年は2位だった。

3位 レクサス(トヨタ) 2.5%減の2万6,446台
→10月に続き、3位。これまで2017年10月~18年6月は、3位を堅持。7~8月は1位、9月は4位だった。年初来では2.3%減の23万6,332台で3位となる。2017年通期では8.0%減の30万5,132台で3位。2016年は3.9%減の33万1,228台で2位、2015年は10.7%増の34万4601台で3位となる。2011年まで11年間連続で首位を飾ったが、東日本大震災後に順位を落とし2014年、2013年、2012年に続き3位にとどまった。

4位 テスラ 418.4%増の2万6,446台
→10月に続き4位。これまで7月に創業以来の5位、8月に4位、9月に2位へ浮上していた。年初来では269.7%増の16万4,917台となる。

5位 アウディ(VW)9.6%減の1万7,082台
→2~3月と5月と9~10月に続き5位。1月、4月と6~8月は4位だった。年初来では0.7%増の19万7,972台で、4位となる。2017年通期では7.8%増の22万6,511台と、4位。2016年は4.0%増の21万213台、2015年は11.1%増の20万2,202台で共に5位だった。

6位 インフィニティ(日産)8.1%増の1万4,086台
→7~10月の7位から、6位へ浮上。GMを含んだ6月は7位から8位に転落していた。年初来では4.3%減の13万1,215台と6位だった。2017年通期では8.0%減の15万6,440台で6位となる。2016年は3.0%減の17万6台で6位だったが、「インフィニティ」に追い抜かれた。2015年は2.6%増の17万5,262台で、7位だった。

7位 アキュラ 7.3%増の1万3,624台
→8~10月の6位から、7位に転落した。これまで4~5月と7月はGM抜きで5位、GMを含んだ6月は8位だった。年初来では1.9%増の14万2,160台で、5位となる。2017年通期では4.2%減の15万4,602台と7位を維持。2016年は8.9%減の16万4,126台で7位、2015年は5.6%増の17万7165台で6位に収まっていた。

米国内で最も売れた自動車、SUV、トラックの順位はGMを除き以下の通り。今回、日産「ローグ」が4位に浮上し、ホンダ「CR-V」が5位に転落した。またホンダ「シビック」が7位に入れ替わった半面、トヨタ「カローラ」が8位となり、10月に7位だったホンダ「アコード」が9位に落ち込んだ。そのほか、フォードの「エスケープ」がランクインした一方、同「エクスプローラーが」圏外となった。なおGMを含まない場合、トップ10圏内にはトヨタの「カローラ」や、フォードの「エクスプローラー」などSUVが入る場合が多い。ただしGMを含む場合は、SUVの「シルバラード」と「エキノックス」が上位に食い込む傾向がある。

1位 Fシリーズ(フォード)0.9%減の7万2,102台
2位 ラム(フィアット・クライスラー)42%増の5万2,056台
3位 Rav4(トヨタ)23.0%増の3万5,350台
4位 ローグ(日産)11.7%減の3万1,860台
5位 CR-V(ホンダ)2.3%減の3万1,488台

6位 カムリ(トヨタ)29.9%減の2万4,545台
7位 シビック(ホンダ)29.8%減の2万1,890台
8位 カローラ(トヨタ)9.4%増の2万1,105台
9位 アコード(ホンダ)1.6%増の2万3,367台
10位 エクスプローラー(フォード)14.3%減の2万1,516台

(カバー写真:Automotive Rhythms/Flickr)

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