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通が選ぶアメリカ旅先ナンバーワンは、NYのあの場所

by • December 12, 2014 • Latest News, NY TipsComments Off2896

2015 Best Destination To Travel In U.S. Goes To…

今年も残すところ、ざっと3週間。そろそろ旅行好きのあなたは、2015年に向け候補地をチェックしている頃でしょうか。

そんなあなたを、ロンリー・プラネットがお手伝いします!2015年版「旅行にもって来いの場所ランキング」を発表しており、都市別では1位にワシントンD.C.、2位にアルゼンチンのエルチャルテン、3位にイタリアのミラノがランクイン。地域別では1位にトルコのガリポリ半島、2位にコロラド州のロッキー山脈国立公園、3位にベリーズのトレドと、いずれ劣らぬ風光明媚な観光地がそろいました。

旅行好きのハートをわしづかみする都市や地域だけでは、ありません。ロンリー・プラネットは全米50州、14地域を対象に「通が選ぶ旅先ランキング」まで発表しちゃいました。旅の達人が厳選して送るランキング、1位に輝いたのは誰もが想像しなかったであろうアノ場所・・・。

ニューヨーク市クイーンズです!

意外でしょ?マンハッタン以外で白羽の矢が当たるなら、「Brooklyn in the house〜♪」の掛け声がラップ・ミュージックを通じ日本をはじめ世界で知れ渡り、ベッカム夫婦の長男の名前の由来にもなっているブルックリンこそ筆頭に挙げられておかしくはない。ヒップスターの聖地ウィリアムズバーグ、都会派ファミリー向け住宅地パークスロープ、エッジィな芸術家の溜まり場ダンボなど、人々をトリコにして離しませんから。

そんなブルックリンを差し置いて、なぜクイーンズなのでしょう?

クイーンズといえば住宅地というイメージが先行し、面白味に欠ける気がしますよね?意外と知られていないことに、アートの顔を併せもちます。ニューヨーク近代美術館(MoMA)の別館PS1のほか、クイーンズ美術館映画美術館が点在しているんですよ、ロングアイランド・シティでは新進気鋭のアーティストの作品を発掘するエマージング・アート・フェスティバルが幕開けし、アストリアに行けば24ブロックにまたがる芸術のストリートカウフマン・ディストリクトが出現します。

PS1、夏にはパーティーで大盛り上がり!
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(出所:Urbanedgeny)

多国籍色が濃いのも、クイーンズの魅力のひとつ。NY市最大の中華街フラッシングのほか、ジャクソン・ハイツにいたってはヒスパニック系、中東系、インド系、韓国系が雑居しており、まさにサラダボウル状態。それぞれ独自の食材が手に入るほか地元民に愛されるローカル・レストランも豊富で、1粒で何粒も美味しい経験を楽しめることでしょう。スタインウェイでは、ギリシャ家庭料理があなたをもてなします。

ビール好きにも、もって来いなのがクイーンズ。こちらで紹介したロッカウェイ・ブルーワリーのほかクイーンズ・ブルーワリー、フィンバック・ブルーワリー、シングルカット・ビアスミス、ビッグアリス・ブルーワリー、ブリッジ・アンド・トンネル・ブルーワリーと数多くの地ビールを製造しています。

そういえば、NY市内で女性のシングルにもって来いの街もクイーンズでしたっけ。クイーンズは、ニューヨーカーすら気づいてない価値が眠っている場所なのかもしれません。

ちなみに、「通が選ぶ旅先ランキング」2位は自然美があなたを癒すこと間違いナシのサウスダコタ州西部、3位はジャズの都でマルディ・グラの祭りが有名なルイジアナ州ニューオーリンズでした。冒険心が試される場所ばかりなのは、さすがですね。

(カバー写真: Lonely Planet/The Queens Tourism Council)

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