Euro Zone Approves Extension Of Greek Bailout With Conditions.
ギリシャが24日に提出した改革案を、ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)が承認しました。ニュースを受け、ギリシャ金融市場は反応。同国10年債利回りは一時8.675%と、前日の9.568%から大幅に低下しています。ギリシャの株式指数も、一時9.8%の急騰をみせました。
国際通貨基金(IMF)も、改革案を承認する声明を発表。ラガルド理事の署名入りで、「ギリシャが取り組むべき広範に及ぶ項目が盛り込まれている」との見解を示しています。ただし、手放しで承認したというわけではありません。声明で、年金制度と消費税など改革の柱となる部分に「明確な保証がみられない」と指摘。ユーログループも、声明で「現状の合意に基づき、迅速かつ成功裏に見直しがまとまるよう関係機関と緊密に連携しつつ、ギリシャ当局に改革案条項の進展と拡大を求める」と盛り込みました。期限は、「4月末」となっています。なお、ギリシャの返済スケジュールは、こちらをご参照下さい。
ユーログループの承認を受け、次に各国議会が承認手続きに入ります。ギリシャ融資延長に厳しい態度で臨んでいたドイツをはじめフィンランド、オーストリア、オランダ、スロバキアですんなり可決できるか、注目されます。
(出所:Louisa Gouliamaki/AFP)
Comments
西海岸の港湾労働者ストは暫定合意で決着も、問題は山積み Next Post:
米12月S&P/ケースシラー住宅価格指数、約2年ぶり低水準から小幅改善