Jobless Claims Rise Most In 6 Weeks.
米新規失業保険申請件数は、2月21日週に31.3万件となり市場予想の29万件を上回った。前週の28.2万件(28.3万件から修正)からも増加。プレジデンツ・デーを挟んだ週は、6週ぶりの高水準を示す。前週比での増加幅は、2013年10月以来で最大となる。米労働省は、今回の結果について特殊要因を挙げていない。4週平均は29万4500件と、前週の28万9750件から増加。ただし、2014年7月12日週以来の高水準だった1月17日週の30万7000件を5週連続で下回った。
米新規失業保険申請件数、4週平均は上振れ一服。
2月14日週までの継続受給者数は240.1万人となり、前週の242.2万人(修正値)から減少。継続受給者の比率は、7週連続で1.8%だった。州別での新規失業保険申請動向をみると、増加が目立った州はミズーリ州で1026人増、オクラホマ州で674人増とシェールオイル・ガス産業を抱える州が含まれる。アーカンソー州は、61人増だった。最も減少が目立った州はカリフォルニア州で1万4135人減、だったほか、寒波と豪雪がたたったペンシルベニア州で4151人減、ニューヨーク州も3792人減、イリノイ州も2953人減を示す。テキサス州も2419人減で、全般的に前週に増加が大きかった州が並んだ。
BNPパリバのデレク・リンゼー米エコノミストは、結果を受けて「足元で変動が大きいものの、改善基調は変わらず」とのコメントを寄せた。
——米新規失業保険申請件数は、前週に米2月雇用統計が良好な水準を維持する可能性を点灯させた後で大幅に増加しボラティリティが激しくなっています。2月14日前後は大寒波と豪雪が中西部、北東部、さらには南部を直撃したこともあり、天候が与える影響も数字をいびつにさせかねません。
(カバー写真:American Herald)
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