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サンフランシスコ市とNY市、健康対策で規制強化に乗り出す

by • June 10, 2015 • Latest News, NY TipsComments Off1768

San Francisco And NYC Start The Fight Against Sugar And Sodium Intake.

ブルームバーグ前NY市長が推進した肥満対策を、ゴールデンゲート・ブリッジをいただきソーシャルメディア企業が並ぶサンフランシスコ市が受け継ぎました。

サンフランシスコ市議会は9日、全会一致でソフトドリンクに決して甘くない処置を下したのです。炭酸飲料をはじめ糖分を含む商品の広告に、「警告:糖分を含む飲料は肥満、糖尿病、虫歯を引き起こす」との市議会メッセージを明記する法案を成立。有害物質として認定されたタバコのパッケージに注意書きが義務付けられたように、遂にソフトドリンクにも規制の手が伸びました。

法案にはバス停留所、公園など公共施設におけるジュース広告掲示に加え、市の予算を通じた購入も禁止します。発案者でサンフランシスコ市行政官であるスコット・ウィーナー氏は、「医療システム危機や医療保険料の負担拡大を見据えた対応」との見解を表明。その他の地域でも、同様の措置が講じるよう望むと述べていました。ブルームバーグ前NY市長が目指したソーダ水販売禁止条例より格段に緩やかな内容とはいえ、タバコのように人気低下につながる余地を残します。

糖分摂取制限に乗り出したとはいえ、サンフランシスコ市での肥満率は全米でみると高い方ではありません。同市を含むカリフォルニア州は2013年時点で23.7%と、全米で42位でした。ニューヨーク州の24.0%(40位)以下にとどまります。そうはいってもざっくり4人に1人が肥満とあれば、決して少なくはない。重い腰がさらに重くなる前に対応すべし、との意志が垣間みれます。

コカコーラなど飲料メーカーにとって、ドル高に続く新たな打撃に?
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(出所:francesco/Flickr)

デブラシオ市長率いるNY市では、健康局が新たなイニシアチブを検討中です。レストラン・チェーンやファーストフード店でのカロリー表示を導入済みとあって、今度の敵は塩分量。米食品医薬品局(FDA)が定める1日の適切な塩分摂取量は2300mg(スプーン1杯分)であるため、それ以上のメニュー・アイテムが表示義務付け対象となります。

狙いは、心臓病に直結する高血圧予防。アメリカ疾病予防管理センター(CDC)のデータによるとアメリカ人の塩分摂取量平均は3400mgで、しかも10人のうち9人が適正水準以上の塩分を摂取していると言われています。アメリカ人の死因ランキングを踏まえれば、塩対応とはいかなかったんでしょう。

(カバー写真:Joey/flickr)

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