Mortgage Applications Rebound Slightly As Rates Edge Down.
全米抵当貸付銀行協会 (MBA)住宅ローン申請件数指数は、6月19日週に前週比1.6%上昇し384.5となった。前週の5.5%の低下から、反発。借換が1.8%上昇の1379.9と、過去5週間で2回目のプラスに。前年比ではマイナス圏から脱却した前週の1.6%の上昇から、4.3%へ伸びを広げた。新規も1.2%上昇の207.8と、前週の4.2%の低下からプラス圏を回復している。前年比では18.1%となり前週の15.4%を超え、16週連続で上昇した。
30年固定金利型の住宅ローン金利(平均)は4.19%と、2014年12月以来の高水準だった前週の4.22%から低下している。2013年5月以来の低水準を示した1月30日週の 3.79%から20週連続で上振れした。15年固定金利型(平均)は3.38%と、 前週の3.43%以下に。FHAのローン金利も3.96%となり、前週の4.00%を下回った。
30年物住宅ローン金利、直近は金利上昇ペースが一服。
申請全体に占める借換の割合は49.0%と、前週の48.5%から低下。金利低下を反映し、ようやく低下トレンドに終止符を打った。それでもなお借換は2014年5月以来の低水準近くを保ち、2013年5月以来の高水準となった1月16日週の73.9%からかけ離れている。一方で全体に占める金利変動型の割合は足元の金利上昇を背景に7.0%と、前週の6.5%を大きく上回り2014年12月以来で最高を示した。
MBAのマイケル・フラントーニ主席エコノミストは、結果を受け「新規が前年比で18.1%上昇しており新築住宅販売件数と中古住宅販売件数が好調だったように需要は旺盛」と振り返った。
——新規と借換そろって小幅上昇に転じ、金利の上げ渋りが奏功したようです。金利上昇局面では契約手数料も被さりますから、ダブルパンチというわけですね。金利上昇を背景に、金利変動型ローンの割合も大きく伸びてきました。金利変動型といえば、一定の期間は低金利で借り入れられるものの金利が上昇する仕組みを取り、サブプライム問題の引き金になった商品。少ない金利負担で購入できるのが魅力とあって、あらためて人気に火が点きつつあります。
(カバー写真:Jessica Merz/Flickr)
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