Richmond Manufacturing Index Back In Contraction.
米2月リッチモンド連銀製造業景況指数はマイナス4となり、市場予想および前月の2以下にとどまった。3ヵ月ぶりに分岐点を割り込み、5ヵ月ぶりの低水準を示す。内訳は以下の通りで新規受注や稼働率が分岐点を割り込んだほか、出荷はマイナス幅を縮小した。項目別の詳細は、以下の通り。
・新規受注 マイナス6、3ヵ月ぶりに分岐点割れ<前月は4
・出荷 マイナス11、少なくとも2013年1月以来の低水準<前月はマイナス6
・稼働率 マイナス5、4ヵ月ぶりに分岐点割れ<前月はゼロ
・在庫/最終財 20、4ヵ月ぶり低水準も分岐点乗せを維持<前月は24
・雇用 9、分岐点乗せを継続=前月は9
・平均労働時間 5、3ヵ月連続で分岐点乗せしたなかで最少<前月は8
・賃金 10、分岐点乗せを維持<前月は19、2014年5月以来の高水準
・仕入れ価格 0.16%、分岐点乗せ維持も直近で最低<前月は0.59%
・販売価格 0.29%、分岐点乗せを維持<前月は0.51%、5ヵ月ぶり高水準
6ヵ月先見通しは前月以下が優勢。出荷、稼働率、雇用、平均労働時間など主要項目が軒並み上昇している。反対に設備投資や新規受注は上昇した。
――NY連銀、フィラデルフィア連銀などに合わせ分岐点割れへ戻しました。米1月鉱工業生産の好転が嘘のように、原油先物の低迷や世界経済の減速を裏打ちして弱い。ダラス連銀製造業景況指数やカンザスシティ連銀製造業景況指数も、さえない数字が続きそうです。
(カバー写真:Thomas BergBy: Thomas Berg /Flickr)
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