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米10月住宅着工件数、リセッション以降で2番目の高水準

by • November 20, 2017 • Finance, Latest NewsComments Off1214

Housing Starts Jump To Second Highest Level Of The Recovery.

米10月住宅着工件数は年率129.0万件と、市場予想の119.0万件を超えた。前月の113.5万件(112.7万件から上方修正)13.7%も上回り、4ヵ月ぶりに増加。1年ぶりの高水準となり、リセッション入りした2007年末以降で2番目のレベルを達成している。前年比では6.1%増と、過去6ヵ月間で2回目の増加を示した。

内訳をみると、一戸建てが前月比5.3%増の87.7万件と増加に転じ、複合住宅は36.8%増の41.3万件と4ヵ月ぶりに増加した。住宅着工件数の前年比は2.8%減と前月の6.9%増を下回り、3ヵ月ぶりに減少。一戸建ては0.6%増の87.7万件と2016年9月以来の増加トレンドを維持し、複合住宅は9.6%減の30.2件と減少に転じた。4大地域別では、全地域で増加。特に複合住宅が多い北東部が42.2%増と急増したほか、その他も2桁増を遂げた。

米10月建設許可件数は129.7万件となり、市場予想の124.5万件を超えた。前月の127.2万件(130.0万件から下方修正)を5.9%上回り、9ヵ月ぶりの130万件乗せに迫った。内訳をみると、一戸建てが1.9%増の83.9万件と2ヵ月連続で増加し、複合住宅も13.9%増の45.8万件と2桁増に転じた。

米10月建設中件数は前月比0.9%増の109.6万件となった。2007年10月以来の高水準に並んだ。一戸建てが1.7%増の48.6万件と3ヵ月連続で増加し、複合住宅も0.3%増の61.0万件と2ヵ月連続で増加した。

10月は好調な数字を叩き出すも、住宅着工件数においてリセッション前の平均値は遠い。

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(作成:My Big Apple NY)

――住宅着工件数の一戸建てのうち75%が住宅市場に流入すると試算されるため、65.78万件が販売向けとなる見通しです。足元の新築販売件数に届かず、在庫逼迫が悪化しかねません。住宅価格の上昇は前年比で6~7%台と平均時給の伸び率の倍近くと引き続き高止まりの状況であり、益々購入が困難になるリスクも。その一方で金利が低下するという神風が吹き、米11月NAHB住宅市場指数も上振れしました。ハリケーン特需が住宅市場の好転を促したと考えられますが、果たして金利低下が住宅価格の上昇を相殺できるのか、疑問が残ります。

(カバー写真:chaim zvi/Flickr)

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