Ferguson Protesters Take The Streets All Over The US.
1991年3月3日に発生したロドニー・キング事件から23年と5ヵ月半を経て、8月9日に丸腰だった黒人青年マイケル・ブラウン氏(18)が白人警官のダレン・ウィルソン氏に射殺される事件が発生しました。ミズーリ州大陪審は11月24日、ウィルソン氏(28)に対し不起訴を決定。怒りに震えたファーガソン市民が拳を振り上げただけでなく、全米各地で蜂の巣をつついたかのごとく抗議活動が波及しています。
ニューヨーク市では24日夜、タイムズ・スクエアをはじめデモが始動。NY市警のトップ、ブラット長官は血液に似せた生々しい液体を浴びせかけられてしまいました。日頃から、ニューヨーカーの間で警官への憤怒が溜まっている証拠と言えるでしょう。2013年に発生した邦人留学生パトカー轢き逃げ事件も、未だ真相が解明されていません。
ブラット長官、デモ隊の前で血の色をした液体を拭えなかったのか。
(出所:NBC)
デモ2日目、抗議活動はここまで広がりました。
百聞は一見にしかず、ツイッターに投稿された抗議デモの模様をご覧下さい。
アフガニスタンと見まごうファーガソン(24日)。
男性らしき人物が車の前に立ちはだかり、天安門事件を連想させる一枚(24日)。
大陪審の判断から一夜明けたファーガソン、自動車に残る暴動の爪痕(25日)。
ミズーリ州知事、州兵を3倍増員し激化するデモに備え(25日)。
CNNセンターに集まる群衆(25日)。
NY市の東側を走る高速道路を、デモ隊がジャック(25日)。
NJ州をつなぐリンカーン・トンネルも、一部封鎖に追い込む(25日)。
ア・トライブ・コールド・クエストのQtipもデモに参加(25日)。
(カバー写真:AP)
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