Richmond Fed Manufacturing Index Stays Weak.
米11月リッチモンド連銀製造業景況指数はマイナス3となり、市場予想の1より弱い結果となった。3ヵ月連続で分岐点割れ。複数月にわたるマイナスは、2012年12月~2013年1月以来。内訳は以下の通りで、新規受注は分岐点割れへ回帰し雇用もゼロへ戻した。
・新規受注 −6<前月は0
・出荷 マイナス2、4ヵ月連続の分岐点割れ>前月はマイナス4
・稼働率 ゼロ、4ヵ月ぶりに分岐点を回復<前月はマイナス14
・在庫/最終財 20、分岐点乗せを維持<前月は25、4ヵ月ぶり高水準
・雇用 ゼロ、直近で久々の分岐点<前月は3
・平均労働時間 マイナス3、3ヵ月連続で分岐点割れ>前月はマイナス5
・賃金 6<前月は17、5ヵ月ぶり高水準
・仕入れ価格 0.61%>前月は0.58%
・販売価格 0.22%<前月は0.10%の低下、2009年3月以来のマイナス
6ヵ月先見通しは低下が優勢。出荷をはじめ新規受注、稼働率が2桁の下げ幅を示したほか平均労働時間、賃金、設備投資、仕入れ価格などがそろって下向いた。
——各地区連銀が発表する景況観指数が出揃いましたので、結果発表といきましょう。
・NY連銀製造業景況指数
マイナス10.74<市場予想はマイナス6.5
・フィラデルフィア連銀製造業景況指数
1.9>市場予想はマイナス0.5
・カンザスシティ連銀製造業景況指数
マイナス1>市場予想はゼロ
現状では、NY連銀とダラス連銀の弱さが目立ちます。
(出所:Bloombergより、My Big Apple)
現時点で市場予想ベースでの勝敗は、2勝2敗。30日発表のダラス連銀製造業景況指数は、どちらに振り向くのか。原油安が再燃しているだけに、テキサス州を含む同地区連銀は下振れしてもおかしくありません。
(カバー写真:Rob./Flickr)
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