Dallas And Richmond Manufacturing Survey Shows Strong Activity.
米12月ダラス連銀製造業景況指数、米12月リッチモンド連銀製造業景況指数をおさらいしていきます。
米12月ダラス連銀製造業景況指数は15.5となり、市場予想並びに前月の10.2を上回った。原油価格が2015年7月以来の53ドル台を回復するに合わせ、23ヵ月ぶりに分岐点を回復した前月に続きプラスを示し、2012年2月以来の高水準を達成している。
項目別では、前月に続き軒並み前月から改善した。新規受注は4ヵ月ぶりに分岐点を取り戻し、稼働率に至っては10ポイント以上も躍進した。生産や仕入れ価格も上向いている。しかし雇用のみ、4ヵ月ぶりに分岐点を割り込んだ。
6ヵ月見通しは39.7と、前月の31.6を超え2005年7月以来の高水準を果たした。項目別では全般的に上向き、雇用も7ポイントの上昇を遂げている。
米12 月リッチモンド連銀製造業景況指数は8となり、市場予想の5を上回った。前月の4を超え、2ヵ月連続で分岐点に乗せただけでなく5か月ぶりの高水準。内訳をみると、全般的に上向き出荷、新規受注、仕入れ価格などが上昇している。稼働率に至っては5ヵ月ぶりに分岐点を回復した。ただし雇用は3ヵ月ぶりに分岐点を割り込んだ。
6ヵ月見通し指数も、上向きが優勢。出荷のほか新規受注、稼働率、平均労働時間のほか雇用、賃金も強まった。ただし設備投資は低下した。
各連銀製造業景況指数、上方向しかありません。
――米11月鉱工業生産と逆に、米12月NY連銀製造業景況指数をはじめ連銀の製造業センチメントは快進撃を続けます。ドル高、金利上昇をはねのけトランプノミクス実現で一段と上向くのでしょうか?
(カバー写真:Adam Simmons/Flickr)
Comments
NYタイムズ紙、新政権発足前にトランプノミクスに物申す Next Post:
米12月消費者信頼感指数、2001年8月以来の水準へ急加速し有終の美