Many Millennial Newlyweds Choose Mini-Moon Over Honeymoon.
ミレニアル世代と言えば、彼ら以前の世代より既存の価値に捉われていないイメージがありますよね?新婚旅行でも、彼ららしい新たなトレンドを生み出しています。
それこそ、ミニムーン(mini-moon)。はい、ハネムーンではございません
ミレニアル世代は新婚旅行に大金を投じ、何週間も休暇を取って、同じ地域をじっくり楽しむことはしません。むしろ、短期間で手軽に出掛けられ休暇=ミニムーンがお好みなのです。ウェディング・プランナー大手のザ・ノットが行ったロマンス旅行調査によれば、82%のミレニアル世代の新婚カップルがミニムーンを選んだといいます。ミニムーンの定義は、2日から5日の旅行を指すというので、1週間未満が主流になってきたということでしょう。
ミニムーンは、メニムーン(many―moon)につながる利点もあります。例えば、結婚した時期が6月であれば学校の年度終了時期にあたるため、子供を連れた家族連れが旅行に出るシーズンとぶつかるのですよ。書入れ時とあってリゾート地や航空運賃が値上がりするだけに、この時期には敢えて短期間の地元に近い観光地で支出を抑えるのがミレニアル世代流。逆に繁忙期でない時を狙って旅行へ行く回数が増えれば、インスタ映え写真を撮る機会も増えるというもの。ミレニアル世代らしい、現実的な選択と言えるでしょう。
旅行の数が増えれば、比例して思い出も増えますよね。
(出所:JD Lasica)
短期間の旅行であれば、移動時間を短縮しなければいけません。でも、米国なら地元周辺でも行くべき場所はたくさんございます。ニューヨーカーの場合はセレブも集まるNY州の避暑地ロングアイランドやナイアガラの滝、南部なら南のシリコンバレーと呼ばれるテキサス州オースティン、はたまた自然に溢れるコロラド州デンバーなど、日本に負けず劣らず観光地がひしめきます。
ミレニアル世代のミニムーンやメニムーンは期せずして、”アメリカ・ファースト”なトレンドと言えるかもしれません。
(カバー写真:Regan Walsh/Flickr)
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