Facebook Gifts, The Game Changer For Shoppers?
フェイスブック、ついにやりました。
約2ヵ月間の試運転を経て、全米の利用者に「フェイスブック・ギフト(Facebook Gifts)」の提供を開始したんです!!
仕組みは、いたって簡単。まずは、フェイスブックを通じプレゼントを届けたいお友達のページへ移動しましょう。
次に、メッセージの書き込みが可能なウォールに追加されたリボン付きの贈り物ボタンをクリック。
5ドルのスマイル・クッキーからチャリティ団体への寄付、スターバックス、リムジン・サービス、お花、服飾などなど、提携する小売業者のさまざまな商品が登場するので、 数あるコレクションのなかからこれと思った商品にしぼって下さい。
次はカードを選択する番。カードをチョイスしてメッセージを書き込んで・・。
進んでクレジットカードでお会計を済ませれば、終了!
正式なサービス開始に合わせ、ワインも新たなラインナップに取り揃えました。モエ・シャンドン傘下のカリフォルニア産スパークリング・ワイン「シャンドン」は、最高で100ドル也。
相手の住所を知らないで、どうやってギフトを届けられるか、疑問が沸いたあなた。簡単です。ギフトの送り手が記入するのではなく、受け取り手に委ねられているので、知らなくても無問題なんです!受け取り手がフェイスブックに登録済みの住所への配送、あるいは希望の住所を指定すれば、きちんと受け取ることができるというワケ。
消費者と小売業の仲介役であるフェイスブック、電子商取引のプラットフォームを提供する一方で手数料を徴収しております。正式な歩合こそ公表していませんが、IPO後に初めてザッカーバーグCEOのインタビューに成功したテッククランチは、商品の金額ごとに10%、15%、最大で20%徴収した場合の試算をはじき出しました。全米で1億7000万人の利用者を有することから、年間ベースでの売上高、単純計算で最低でも1億2750万ドル、最高にいたっては10.2億ドルとなるもようです!ホリデー商戦もたけなわとなってきただけに、フェイスブックの業績の起爆剤となるか注目されますね~。
電子商取引の本格参入を受けて、株価は急上昇!!??かと思いきや、すでに試験サービスを進め織り込み済みだったので11日は27.98ドル、0.14ドル高 (0.50%高)で引けました。すでに7月後半からの下落を取り戻していたというのも、上げ余地を限定的にしたのか・・。
株価の反応はイマイチでしたが、フェイスブック利用者の感想はどうだったんでしょう?テッククランチでのコメント欄を拾ってみますと・・。
アマゾン大好きな国民性から「I have already used 5 times!(すでに5回も利用したよ!)」
株価パフォーマンスをにらんで「I am def bullish on FB(フェイスブックに断然強気だね)」
利点として「 Busy people with high disposable income will pay a premium for simplicity(可処分所得が潤沢で多忙な人々は、利便性にプレミアムを払うだろう)」
会員料金を支払う代わりに配送料無料と配送期間の短縮が可能なアマゾンのプライム会員と合わせて「Facebook Gifts + Amazon (Prime) = Game Changing?(フェイスブック・ギフトとアマゾン・プライムは、時代の大変革をもたらすんじゃないかな?)」
やんややんやの歓迎ムードです~。
一方で
手数料率については10%-20%という仮説に疑問を向け「Most likely 5%(恐らく5%だろう)」
価格面で「Facebook really needs to add more gifts in the $5 to $10 range(フェイスブックは絶対5-10ドルのレンジの商品を追加すべきだ)」
との指摘も、ございましたね。
個人的には、テストとしてギフトのステップを踏んだところ、いざお支払いの段階になってカード番号が自動的に現れてビックリしました。時間短縮や簡易性を追及する代わりにプライバシーを侵害される・・なんて感じてしまう私は、時代遅れなのかもしれません。
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