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MBA住宅ローン申請件数指数、金利低下でも2週連続でマイナス

by • March 18, 2015 • Finance, Latest NewsComments Off1394

Mortgage Applications Decline 3.9% Despite Drop In Rates.

全米抵当貸付銀行協会 (MBA)住宅ローン申請件数指数は3月13日週に前週比3.9%低下し399.3となった。2週連続でマイナスに。1月16日週まで3週連続で2桁の上昇幅を遂げた後に突入した、低下トレンドヘ戻している。 借換が5.2%低下の1720.3となり、2週連続で低下した。新規も1.5%低下の170.4となりマイナスに反転。新規の前年比は6日週に続きプラスをたどったものの、2.3%から0.7%へ鈍化させた。

米連邦住宅局(FHA)を通じた住宅ローン申請件数指数は前週比2.4%低下した。6週連続で低下している。借換が4.0%と押し下げており、5週連続でマイナスに沈んだ。新規も0.7%と2週連続で低下。保険料引き下げを背景に急伸した1月を経て、以降は金利上昇に押され冷え込みをみせている。

30年固定金利型の住宅ローン金利(平均)は3.99%と、 前週の4.01%から低下。2013年5月以来の低水準を示した1月30日週の 3.79%からは6週連続で上振れしている。15年固定金利型(平均)は3.28%と、 前週の3.29%をわずかながら下回った。FHAのローン金利も3.74%となり、前週の3.80%以下に収まった。

申請全体に占める借換の割合は58.9%と、前週の60.0%から低下した。2014年10月以来の水準へ落ち込んでいる。金利上昇に合わせ、2013年5 月以来の高水準となった1月16日週の 73.9%割れを維持した。

——住宅ローン申請件数動向は、芳しくない状況が続いています。大寒波と積雪のネガティブ要因はほぼ払拭されており、住宅ローン金利が4%近い水準では借換・新規とも申請が手控えられる傾向を確認しました。金利上昇に敏感な消費者をみると、Fedがむやみにタカ派寄りへシフトするリスクは低いと考えられます。

(カバー写真:Tony Webster/Flickr)

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