Need A Sweet Revenge? Make It Happen With Glitter.
2009年に放映された映画”ブライダル・ウォーズ（Bride Wars）”を覚えていらっしゃいますか？幼なじみの女性2人が夢にまで見たプラザ・ホテルでの結婚式を賭け、お互いを蹴落とそうとするコメディ映画です。”プラダを着た悪魔（Devil Wears Prada）”のアン・ハサウェイ、”あの頃ペニー・レインと（Almost Famous）”のケイト・ハドソンが主演し、脇を”ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー （Guardians of the Galaxy）”のクリス・プラットが固めていましたよね。
あの映画では、アン・ハサウェイが同じ日にプラザでの結婚式をぶち込んだ憎き幼なじみケイト・ハドソンに、婚約者の名を語りチョコレートやお菓子をアメアラレのごとく送り付け、太らせる作戦に打って出ていましたよね。
幼なじみ同士だからこそ、可愛さ余って憎さ百倍？
（出所：People Style Watch）
現実的な手段に見えますが、嫌がらせを受けた相手に仕返しするにも身体に害を与えるようでは良心が痛みかねず。アレルギーをお持ちの方の場合、生死の問題に関わりますしね。しかも、お菓子を買い続けるには財力が必要。では相手を傷づけず財布にも優しく、目に物を見せるにはどうすれば良いのでしょうか？
ギズモードいわく、アメリカでは10ドルぽっきりで簡単にリベンジする方法があるんですよ。題して”Glitter Bomb”、日本語でいうキラキラ爆弾。一体どんなものかと申しますと・・・。
キラキラ爆弾の正体は、箱いっぱいに詰まったラメの粉。箱を開けた瞬間に、部屋中にラメが飛び散る算段になっているというのです。
オーダーは簡単。サイトにアクセスし、相手先の住所を登録して9.99ドル（約1200円）を入金すればOK。振られたアノ人に、学校で仲間はずれにしたあの子に意趣返しするには華やかで、気分もすっきり晴れること間違いナシ？
部屋中にラメが散らばるなんて、考えたくもないです。
（出所：shipyourenemiesglitter）
こんなビジネスが生まれるほど、アメリカ人の間でも鬱屈が溜まっているのでしょうね。2014年10−12月期家計調査で明らかになった通り学生ローンはうず高く積もり、1人当たり平均額も2万8400ドル（約340万円）に及ぶといいます。その割に、ローン返済が苦にならないほどの賃金を支払ってくれる企業は限定的。仕事を掛け持ちしなければならないミレニアル層が増加中だといいます。時間がないので恋人探しにネットを使えば、せっかく知り合えた相手は2股も3股もかけていた・・・なんて話も、掃いて捨てるほど。世の中が便利になった分、幸せが指の間からすり抜けてしまてしまうようでは、クリックしただけで相手に復讐できるサービスが誕生するのも時間の問題だったんでしょうね。
（カバー写真：cult of mac）
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