Looking Back At What Happened In 2014.
日本の皆さまにおかれましては、大晦日をお迎えになっていらっしゃいますね。今年も大変お世話になりました。2015年も宜しくお願い申し上げます。
以前は検索ワードで2014年を振り返りましたが、せっかくの大晦日なので当ブログをベースに2014年に何が起こったのか見直しみました。
▽1月
1日 全米で初めて娯楽向けマリファナ使用・販売が合法化されたコロラド州、発売初日に売上高が100万ドル突破
1月初め ビットコインラッシュ、ロン・ポール・コイン(RPC)まで2013年12月29日に誕生
16日 ルー米財務長官 円安けん制
22日 田中マー君がNYヤンキース入り
23日 米株安、中国1月HSBC製造業PMIが6ヵ月ぶりに分岐点割れを示現し中国シャドー・バンキングも話題に
24 日 政治汚職事件を背景としたトルコのリラ、財政の脆弱性と成長減速を理由としたアルゼンチンのペソを発火点にエマージング通貨安が火を吹き、売りの嵐がマーケットを直撃
28−29日 バーナンキFRB議長 退任、最後のFOCMで100億ドルずつのテーパリング開始
▽2月
7 日 ソチ五輪 開会式
23日 ウクライナ最高会議(議会)がヤヌコビッチ大統領の解任を決議した22日から明け23日、議会はトゥルチノフ氏を新議長に選出し大統領代行にも任命
24日 マウント・ゴックス、システム不具合に伴い預かり金を消失し取引停止、28日に破綻
▽3月
6日 ビットコインの生みの親、ナカモト・サトシ(中本哲史)氏がニューズウィーク誌のインタビューに登場
6日 オバマ米大統領、ロシアおよびウクライナ当局者の渡航禁止・資産凍結など制裁措置を決定、ロシアの米国債資金流出も話題に
7日 上海超日が債務不履行、中国債券市場で初のデフォルトに
18日 クリミア住民投票が16日に実施され、95%を超える賛成票を受けプーチン大統領はクリミア自治共和国の首相とロシアに編入する条約を締結
19日 FOMCデビューしたイエレン議長、記者会見で「相当な期間」を「6ヵ月程度」と発言、FOMC、FF金利見通しを引き上げ
▽4月
マイケル・ルイス著「フラッシュ・ボーイズ」やトマ・ピケッティ著「21世紀の資本論」ベストセラーに
15日 モメンタム株を中心に弱気相場入り
24日 オバマ訪日、「すきやばし次郎」に安倍首相と来店
オバマ米大統領がすしを完食しなかったとの報道、後で小野二郎氏が否定してましたっけ。
(出所:Toshifumi Kitamura/AFP)
30日 米連邦公開市場委員会(FOMC)、テーパリングを継続しつつ長きにわたる低金利政策の維持をあらためて表明
▽5月
19日 米司法省は19日、中国人民解放軍の将校5人をコンピューター不正侵入した容疑で刑事訴追
▽6月
プエルトリコの債務不履行懸念
ワールドカップ開催(6月12—7月13日)、決勝戦はドイツVS アルゼンチンでドイツ優勝
6日 ECB、的を絞った長期リファイナンスオペ(LTRO)であるTLTROの実施を発表
10日 米下院の共和党ナンバー2であるカンター院内総務がバージニア州で10日に実施された共和党予備選で敗北、ティーパーティー派で新人のデビッド・ブラット氏が勝利
19日 FOMC、予想通り100億ドルのテーパリングを継続、2015-16 年のFF金利見通しを上方修正、長期見通しは下方修正
▽7月
8日 イスラエル・ガザ地区での空爆開始
10日 ポルトガル、エスピリト・サント銀が短期債務返済見送り
10日 6月FOMC議事録、10月からのテーパリング終了を告げる
17日 アムステルダム発のマレーシア航空MH17便(ボーイング777型機)、ロシア=ウクライナ国境付近で墜落
30日 FOMC 、100億ドルのテーパリングを継続、文言ではインフレ下方リスクの言及を削除したほか「大いなる人的資源の活用不足」を追加
31日 相場に夏の嵐が直撃、アルゼンチンの債務不履行やポルトガル大手銀エスピリト・サントの増資観測が引き金
▽8月
25日 S&P500がザラ場で史上初の2000pを突破。引け値ベースでの最高値更新は年内で29回目
▽9月
4日 ECBが予想外の利下げを実施、資産買入の開始も決定
17日 FOMCはテーパリング継続、インフレをめぐり「長期目標をいく分下回る水準にある」との文言を追加、2015年末の平均見通しは1.375%となり2015年末の1.125%から上方修正
18日 スコットランド独立をめぐる住民投票、否決
19日 アリババ、史上最大のIPOを実施
ジャック・マー会長、タイム誌の「今年の顔」候補になりました。
(出所:Stephen Chernin/AP)
22日 米財務省と内国歳入庁(IRS)が税務規定の変更を発表、オバマ政権が法人税負担の軽減を狙う租税回避(タックス・インバージョン、法人税率の低い海外への本社移転)の取り締まりに本腰
27日 香港の学生や高校生の間で26日から始まった「真の普通選挙」を求める活動が進展し民主化デモへ拡大、12月2日に指導者が「降伏」し学生に撤収呼びかけ
30日 アメリカ疾病予防管理センター、リベリアから帰国したアメリカ人医師のエボラ出血熱感染を報告
▽10月
10日 原油先物、弱気相場入り
15日 米決算前にエボラ出血熱、世界景気不安を背景とした米株安が底打ち
16日 セントルイス連銀総裁、QE継続の可能性に言及
22日 カナダ国会議事堂を含む3ヵ所で銃乱射事件
29日 FOMC、QE3の終了を宣言したほか「大いなる労働資源の活用不足(significant underutilization)」との文言から「大いなる」を削除
31日 日銀、サプライズの異次元緩和第2弾を発表
▽11月
4日 中間選挙、共和党が米上下院で多数派を獲得しねじれ解消、オレゴン州をはじめアラスカ州、ワシントンD.C.で嗜好目的のマリファナ使用をめぐる住民投票を可決
18日 安倍首相、衆議院総選挙を発表
20日 オバマ米大統領、移民法改革をめぐる大統領令への支持演説
21日 中国人民銀行、約2年ぶりの利下げを実施
21日 オランダ中銀、NYから金準備高を本国へ移管すると発表
24日 ミズーリ州黒人青年射殺事件で白人警官不起訴、全米で抗議デモ波及(12月3日には黒人青年を逮捕時に絞殺したNY市警も不起訴、および日本人留学生を轢き逃げしたNY市警も12月初めに無罪確定)
日本の留学生、小山田さんを轢き殺したNY市の警官も年末に不起訴判決。
(出所:Tomo news/youtube)
27日 OPEC、生産枠の据え置きを決定
▽12月
3日 ECB、国債買い入れを含む広範なQEを見送り
9日 米議会、暫定予算の期限切れを回避しあらためて1.1兆ドルの暫定予算で合意
14日 衆議院総選挙、自民党・公明党の与党が3分の2超の議席を獲得し圧勝
17日 FOMC、「相当の期間」の文言を予想外に維持しFF金利見通しも下方修正、株安に歯止め
18日 スイス国立銀行、異例のマイナス金利を導入
23日 ダウ平均、1万8000ドルの大台を初めて突破
25日 ソニー、北朝鮮の指導者暗殺をテーマとした映画「ザ・インタビュー」につきハッカー攻撃を受けた封切り中止を撤回して公開
28日 シンガポール行きエアアジア機QZ8501便、消息を絶つ
29日 ギリシャ第3回大統領選挙で与党候補選出されず、1月25日に総選挙へ
——いかがでしたでしょうか。2015年も皆さまにとって幸多い年になりますように、アインシュタインの言葉で締めくくらせて頂きます——「昨日から学び、今日を生き、明日へ期待しよう」。
(カバー写真:Diana Sonis)
Comments
米10月S&P/ケースシラー住宅価格指数、10ヵ月連続で前年比の伸び鈍化 Next Post:
賀正:米11月中古住宅販売成約件数指数は堅調、NARは2015年の好転を予想